池田、手首に不安を抱えながらも出場の見通し
2009/11/11 17:01
手首痛のため「三井住友VISA太平洋マスターズ」の出場が危ぶまれていた池田勇太が、開幕前日の11日(水)にプロアマ戦に出場。降雨の影響により短縮となった9ホールを無事に完走し、明日からの本戦にも出場する見通しだ。
だが、かれこれ一ヶ月近くも痛みが続く右手首の症状は今も思わしくない。昨日の練習日も、「今の状態で練習ラウンドをしても仕方ないし、治療を優先した」と、コースに現れることなく治療に専念。この日のラウンドも「今日は雨だけど寒くはなかったので、助かった部分もあった」と、不安を抱えながらのプレーが続いた。
賞金ランクトップにはいるものの、2位の石川遼とは僅かに60万円差。これまでは賞金王争いへの意識を自ら封印してきた感があったが、今シーズンも残り4試合に迫り、さらに手首痛により満足なプレーができない状況も加わったことで、徐々に考えも変わってきた。「(賞金王は)視野には入るけど、その前に全試合に出られるかも確定していない。来週は出られるか分からない状態だし、今週は今週でベストを尽くすしかない。出られる試合には、しっかり上位(に入る)という意識はあります」。その言葉には、大切な時期に全力でプレーできないことへの歯がゆさが強く伝わってきた。