2022年 ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ

ダボ→イーグルで復活 宮本勝昌が「リベンジ」の2年連続最終日最終組

2022/06/25 18:28
ダボ→イーグルで流れを取り返した

◇国内男子◇ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品 3日目(25日)◇西那須野CC(栃木県)◇7036yd(パー72)

49歳がベテランの意地を見せた。首位と2打差の2位で出た宮本勝昌が、1イーグル6バーディ、1ダブルボギー「66」で回り、通算17アンダーで単独首位に浮上した。

前半2番でバーディを先行させると、3番も獲って2連続。ところが、4番でティショットを林に入れてロストボール、ダブルボギーをたたく忙しい出だしに。続く5番(パー4/295yd)は1オンが狙える位置にティイングエリアが動かされていた。果敢に1Wで放ったティショットはピン奥5mにつき、イーグルパットをねじ込んだ。「あれで流れが良くなった。ダボ→イーグルのバウンスバックなんてあるのかな」と笑みを浮かべた。

その後に2つ伸ばして前半を折り返すと、後半もさらにバーディを2つ重ねた。「ゴルフは3日間の中で一番良かった。うまくいかない時間帯も乗り切って、流れが良いときにバーディが獲れたり、組み立てがうまく行った」とうなずいた。

2年連続の最終日最終組で「リベンジ」を果たす

この日は8番(パー3/135yd)で地元高校生とのニアピン対決のイベントが行われ、PWで20cmのベタピンにつけてプロの力を見せつけた。「ああいうイベントは非常にいいと思う。プロにも心の切り替えは必要なので。ジュニアにとってもいい経験になると思う」と話し、今後、他の大会での実施に期待を込めた。

首位で迎える最終日最終組は通算13回目となる。「今年こそは“リベンジ”」と意気込む理由は1年前のこの大会にある。前年も単独首位で最終日を迎えたものの、若手の片岡尚之に逆転優勝を許した。「(本来なら)様子をうかがいながら後ろから回れるのはアドバンテージなので、同伴競技者より1打でも少なくする。今週はずっといいプレーができているので、あすも継続してやりたい」。8月28日に50歳となる。シニア入り直前も、まだまだレギュラーツアーで躍動する。(栃木県那須塩原市/内山孝志朗)

2022年 ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ