ジュニアとプロがニアピン対決! 実行委員長の宮里優作「ジュニアに勝ってほしい」
◇国内男子◇ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品 事前(22日)◇西那須野CC(栃木県)◇7036yd(パー72)
今大会を主催するジャパンゴルフツアー選手会の事務局長で、大会実行委員長を務める宮里優作が開幕前日にプロアマ戦9ホールをプレーし、最終調整を行った。
今年1月に委員長に就任してから、スポンサーやゴルフ場と大会を盛り上げるための案を協議してきた。「地元を盛り上げ、新しい形のトーナメントにしたかった。皆さまにもご理解いただいて、企画したことのほとんどが実現できた」。選手会でアイデアを出し合い、前・後半でプロが入れ替わる欧米式のプロアマ戦や、開幕30日前から公式インスタグラム上でのカウントダウン企画も行った。
そんな目玉企画のひとつが、宮里発案の「プロに挑戦!!~いっぽんチャレンジ~」だ。地元の高校生5人を招待し、土曜日に選手たちと同じホール、ティを使用してニアピンを競う。「ちょっとでもプロのステージに立ってもらうことで、ジュニアにプロがどういうことをしているのかを感じてほしい。それでプロを目指してくれたり、将来の夢が広がれば」。大会を盛り上げながらも、次世代の男子ゴルフ界を盛り上げるスターの育成につなげる。
「ジュニアに最後に打ってもらう。先にベタピンにつけられるとプロにプレッシャーがかかるので。大人気ない感じで」と冗談交じりに笑うが、「(優勝争いをして)ニアピンに参加したい。ぜひ(ジュニアが)プロに勝ってほしい」とジュニアたちに期待を込めた。
2週前の「ASO飯塚チャレンジド」で悩まされていた腰痛は「かなり気をつけている」とまだ完治には至っていないが、「自分が思っているよりもちょっと軽く振る。力感を抑えて打つことが今のテーマ」と自分なりの“付き合い方”も見つけた。
「今年は6月開催なので芝付きも良いし、ラフも長くてフェアなセッティング。西那須野はレイアウトも良くて大好きなコースなので攻略したい」。実行委員長が、企画だけでなくプレーでも大会を盛り上げる。(栃木県那須塩原市/内山孝志朗)