地元Vで弾みを 星野陸也は「全米プロ」から米国を転戦
2022/04/22 19:16
◇国内男子◇ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント! 2日目(22日)◇PGM石岡GC (茨城)◇7071yd(パー71)
「3位、2位…ってきているから、次こそは」。予告どおり、星野陸也がスコアボードをかけ上がってきた。3週前の「東建ホームメイトカップ」で3位に入り、前週の「関西オープン」は終盤まで食らいついたが1打差2位で大会連覇を逃した。
今季はあと一歩で優勝を逃してきたが、それも今週への助走と思えば悪くない。「いい流れできているので、地元で優勝できたらいいなと思います」。茨城県笠間市出身、石岡GCはよく知っている。
スコアが出やすいコースだと思ってはいたが、「雨も降ってグリーンが軟らかくなって、久々の伸ばし合い。自分もしっかり伸ばさないと、置いていかれる」と、ボギーフリーの7バーディ、「64」で回って通算12アンダー首位に並んだ。予想する優勝スコアは通算23アンダー。地元で優勝を飾るには、残り2日もビッグスコアが必要だ。
通算6勝目を前に、最新の世界ランキングは83位に浮上。同ランキングの資格で5月の海外メジャー「全米プロゴルフ選手権」(5月19日~22日/オクラホマ州・サザンヒルズCC)の出場も決定した。
本大会を終えたあとは日本で2試合に出場して渡米。全米プロ明けの23日には、6月の海外メジャー「全米オープン」(6月16日~19日/マサチューセッツ州ザ・カントリークラブ)出場を目指して、現地の予選会に出場するプランを立てている。
「前半戦でしっかり優勝を積み重ねて、海外メジャーに出たい」と決めて迎えた今シーズン。有言実行に向けて、着々とカウントダウンは進んでいる。(茨城県小美玉市/谷口愛純)