2022年 東建ホームメイトカップ

ゴルフ界の“制御不能なカリスマ”へ 桂川有人は逆転優勝したらプロレスポーズ

2022/04/03 11:01
愛称は「カッチャン」。プロレスポーズは「モノマネだから、オリジナルのポーズを考えたい」

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 3日目(2日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7081yd(パー71)

「やるなら内藤哲也さんのポーズがいいですね」。新日本プロレスファンの桂川有人はツアー初優勝を飾ったら、新日本プロレスの元IWGPヘビー級王者・内藤哲也のポーズを取りたいと密かに考えている。

昨季主戦場だった下部AbemaTVツアーで、バーディを獲った際にIWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカの両腕を広げて天を仰ぐ「レインメーカー」ポーズを披露してきた。今大会では第3ラウンドの前半4番のパー5で3m弱のバーディパットを沈め、ポーズを披露。佳境を迎えるなかでやりづらさはあるが、ホールアウト後に右腕を天高く突き上げ、左手で左目を見開くカリスマ・内藤の姿を「お見せできるように頑張ります」。

桂川がプロレス好きになったのは中学2年生のとき。偶然見に行ったプロレス団体「プロレスリング・ノア」で戦うKENTAに魅了された。「面白いなって。体を張っている姿に勇気を、刺激をもらってきた。スポーツにはそういう力がある。ゴルフでそういう風に思ってくれる方がいたら、プロとしてそんな姿を見せられたらうれしい」

海外メジャー「全英オープン」出場権を獲得していることもあり、強風に見舞われた大会2日目は「(全英を)意識しながら、そういう意味でもいいスコアで(回ってきたい)」と思いながらプレー。6バーディ、2ボギーの「67」で回り、通算7アンダー4位で最終日へ。

「最後まで諦めず、上位にいるので優勝を目指して頑張りたい」。ゴルフ界で、内藤の代名詞でもある“制御不能なカリスマ”になれるか。(三重県桑名市/石井操)

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