「生きていくためには稼ぎを」 河本力プロデビュー戦で好発進

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 初日(31日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋（三重）◇7081yd（パー71）

今大会がプロデビュー戦となる河本力が4バーディ、ボギーなしの「67」で回り、4アンダー7位の好発進を切った。昨年末にプロ転向をし、今大会は主催者推薦で出場している。「お仕事になったので、生きていくためには稼がないといけない。大人なプレーが出来るようになってきた」と振り返った。

インコースから出たこの日、前半9ホールはすべてパープレー。後半に折り返すと3番（パー3）でピン手前7mを沈めてバーディ、5番も60cmにつけてバーディを奪った。そのまま6番、7番でもバーディを奪い、3連続でスコアを伸ばした。最終9番では1.5mのパーパットが残ったが、スコアを落とすことなくホールアウトした。

今オフは沖縄で2週間、宮崎で1週間の合宿。姉で女子プロゴルファーの河本結に加えてコーチとトレーナーも参加した。さらに昨年から指導を受けるパッティング専門コーチの橋本真和氏とも確認を繰り返した。

具体的には「企業秘密」と説明したが、以前のパッティングでは「タッチが合わないだろうな」という構え方だったことに気がついた。

今季は下部ABEMAツアーが主戦場となり、見据える目標が「ツアー3勝」してのレギュラーツアー昇格だ。海外メジャー「全米オープン」の日本予選会出場も視野に入れる。

「どんなコンディションでも3アンダーはいきたい。今年1年、結果というより“大人なゴルフ”をすること」を課題にあげ、2日目を見据えた。(三重県桑名市／石井操)