日本と欧州の初共催大会がコロナ禍で1年延期 同週は日本ツアー単独開催に

一般社団法人国際スポーツ振興協会（ISPS）と日本ゴルフツアー機構（JGTO）は21日、「ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント！」（4月21日～／茨城・PGM石岡GC）を開催することを発表した。

当初は同週にDPワールドツアー（欧州ツアー）と日本ツアーによる初の共催大会を予定していたが、コロナ禍で2023年に延期することが決まった。

この日、都内で行われた記者会見にはISPSの半田晴久会長とJGTOの青木功会長が出席。半田会長は「ギリギリまで（バブル方式で）共催を模索したが、最終的に日本政府から（出場する海外選手には）3日間の隔離が必要だと通達があった。日本での1試合のために隔離を行うのは厳しい（という判断になった）」と説明。青木会長は「来年こそは万全の体制でISPS、欧州ツアーと一緒になって最高のトーナメントを作り上げたい。来年の共催大会の前哨戦として大いに盛り上げていきたい」と語った。

「ISPS HANDA―」の2週前には、サードQTで敗退した選手を対象として「ISPS HANDA・ヨーロッパへの道トーナメント」（4月6日～／茨城・ロックヒルGCレイクコース）を開催し、上位2人に同大会への出場権が与えられることも合わせて発表された。

また、DPワールドツアーは日本、中国と2連戦を予定していた期間に「ISPS HANDA選手権inスペイン」（4月21日～）と「カタルーニャ選手権」（4月28日～）の2試合を開催することを発表。半田会長によると、「ISPS HANDA選手権inスペイン」には日本のレギュラーツアーから5選手の招待枠を設ける見込みだという。