4位ですが “岩田節”さく裂「予期せぬことやめて」「心の準備できてない」
2021/12/04 18:23
◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 3日目(4日)◇東京よみうりカントリークラブ(東京)◇7023yd(パー70)
3アンダー8位から出た岩田寛は1イーグル4バーディ、2ボギーの「66」で回り、トップと4打差の通算7アンダー4位に順位を上げて最終日を迎える。
5月「中日クラウンズ」を制して以降、トップ10入りが5回あったが、終盤戦は予選は通過するものの、物足りない順位が続いていた。ショットの調子も「日替わり」と安定していないそうで、アイアンは「急に良いの(当たり)が出たりする。急に出るとだいたいグリーンをオーバーしていく」と切ない場面を回顧した。
長丁場だった今シーズンも残り18ホール。上位につけているのは近しい年代の人ばかり。いずれも母校は同じ東北福祉大で、首位の谷原秀人は2学年上の先輩、3位の宮里優作は同級生。この日のスタート前に「3人でグータッチはした」という。
2位で終えた前年大会は単独首位で最終日を迎える側だった。ただそれも「みんな崩れてトップになっていた」とポツリ、ポツリと振り返る。「この試合が始まる前、この位置にいられるとは思わなかったので心の準備ができていない。何か予期せぬこととかやめてほしいです。ちゃんとみんなバーディを獲って、パーで上がってほしいです…」
周りの好スコアを願いつつも、目指す先はトップの座で変わりない。「高めていくというか、いい位置にいたら高まっていく。いなかったら、ふて腐れるだけ…」。脱力感いっぱいの“岩田節”全開であすを見据えた。(東京都稲城市/石井操)