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フェアウェイで“じゃんけん” 星野陸也は4打差逆転→賞金王へ

◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 3日目(4日)◇東京よみうりカントリークラブ(東京)◇7023yd(パー70)

追うべき首位の背中は入れ替わり、少し小さくなった。宮里優作に3打差の2位でスタートした星野陸也は「69」と伸ばしきれず、通算7アンダーの4位に後退。逆転での賞金王戴冠が脳裏をよぎる戦いで、最終組のもうひとりの同伴競技者、トップに立った谷原秀人に4打差をつけられた。

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前半4番で先行したボギーを打ち消すように、後半11番までに4バーディ。勝負の分かれ目があったとすれば、続く12番の珍しいシーンだったかもしれない。首位で並んだ谷原とお互いのティショットがフェアウェイ上で隣り合わせになり、“じゃんけん”で負けて先に打った星野はグリーン手前のバンカーに入れた。「アゲンストの風があまりないかなと思って打った。完全にマネジメントミス。しっかりピンまで打たなければいけなかった」。結果的にボギーにして、バーディを決めた谷原とは2ストロークの差ができた。

賞金ランキング1位のチャン・キムを逆転するためには、4位の星野は優勝が条件。「まずこの大会で優勝するという第一目標がある。それで賞金王につながる。前半でしっかり伸ばしてトップの選手にプレッシャーを与えられるように。何が起こるかわからないが、こっちが伸ばすのが必要」とバーディラッシュを誓った。

賞金ランク3位の金谷拓実は2日目と同じ「67」で、初日の21位から7位に順位を上げてシーズンのラストラウンドを迎える。2mのチャンスを生かした前半6番(パー5)から3連続バーディ。8番(パー3)では6Iでの第1打をピンそば30㎝につけるスーパーショットを見せた。

星野と同じくキムを逆転するためには優勝以外の道が残されていない。「やはり65を切るようなラウンドはしたかった」というのがムービングデーの本音。トップとは6打差で臨む最終日に向け「やっぱりパッティング。チャンスを多くつくれていたので、もうちょっと入れたい」とグリーン上での勝負を見据えた。

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