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「心臓痛かった」片岡尚之ら97年生まれ初出場組 憧れの最終戦で粘りのプレー

◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 初日(2日)◇東京よみうりカントリークラブ(東京)◇7023yd(パー70)

最終18番(パー3)、片岡尚之は心臓の鼓動を確認するかのように手を胸にあててホールアウトした。10ホールを終えた時点で2オーバーにまで降下したスコアを13番、17番でバーディを取り返してイーブンパーで迎えたからこそ、最後はパー以下で上がりたかった。

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宮里優作がチップインで初勝利を決めた2013年大会が強く記憶に残っていたからかもしれない。グリーン右ラフに落とした2打目で思わず「チップインしたくなった」と放ったボールはピンから1mほどオーバーして奥から下りのラインにつけてしまい、ピンチになった。

「せっかくイーブンまで戻せたから気合でパーを獲って終えようと思った」と打ったパットは強く転がっていき、カップイン。「入ってなかったら花道まで行っていた」とダブルボギー、あるいはトリプルボギーになったかもしれない一打に心拍数を上げた。

「100mダッシュした後のような。めちゃくちゃ心臓痛かったです(笑)。こんな傾斜で…これが名物という。外れたら泣くんだろうな、とか思いながら」。今年5月に初優勝を挙げて掴んだ今大会の出場権。「あしたの18番の攻め方は絶対手前から。身に沁みました」。テレビで見ていた憧れの舞台に心を躍らせている。

片岡と同じく初出場でこの日2バーディ、1ボギーの「69」で回った大岩龍一は「最高です。自分がこの舞台に立つのを夢見てやってきたので、やっと自分も成長したんだなと。18番に立った時は感動しました」と思いが溢れ出た。開幕前の練習日には、大岩も宮里のチップインを思い出し、「ここから入れたのか…」と感慨深く振り返った。「優勝争いがかかる中でこのホールを迎えたらシビれると思う」

切磋琢磨し合ってきた同じ1997年度生まれの片岡、古川雄大の3人で初舞台を踏めたからこそ、よりうれしさがある。「お互いに負けたくないところもあるし、でも自分が駄目でも誰かが良ければそいつを応援して『頑張れ』とやっているので楽しい。今のような時間が続けばいいな」。大岩は1アンダー9位、片岡と古川はイーブンパー16位で第2ラウンドに臨む。(東京都稲城市/石井操)

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