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15kg減量でカラダすっきり チャン・キム賞金王へ残り2戦

◇国内男子◇ダンロップフェニックス 最終日(21日)◇フェニックスCC(宮崎)◇7042yd(パー71)

4月の「東建ホームメイトカップ」で112kgを指した体重計のメモリは3日前、97kgになった。チャン・キムは故障防止を目的に暴飲暴食をやめ、夏場から断続的断食(インターミッテント・ファスティング)と呼ばれる食事制限にチャレンジ。毎日午後1時から同7時の6時間以外は、水とブラックコーヒー、お茶しか口にしないという。

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スイング、飛距離性能に磨きがかかったとは思わないが、減量で「身体の調子がすごくいいんだ。毎朝の目覚めも」と変化を日々に感じている。メンタルの安定はこの日、爆発的なスコアに繋がった。

出だし1番で2mを沈めてバーディ発進を決め、首位に3打差9位からの逆転の準備が整った。2つ目のバーディの直後、ボギーにした5番も「1.5mのパットが入ってくれて、勢いを止めなかった」と自信は揺るがなかった。

単独トップでスタートした木下稜介がバックナイン序盤でもたつくあいだ、キムは2組前で片岡尚之とデッドヒートを演じた。「素晴らしいファイター」と称賛する相手に、残り2ホールで1打負けていた。

「特別なプレーをしないと勝てない」。17番(パー3)、7Iでの第1打をピンそば2mにピタリ。「2%曲がる」いうラインの読みは出口慎一郎キャディともばっちり合った。「今週で最高のドライバーショット」から2オンに成功した最終18番(パー5)までの2連続バーディで「63」。17アンダーでライバルたちを鮮やかに抜き去った。

セベ・バレステロス(スペイン)、タイガー・ウッズら伝説的選手が並ぶ大会の歴代優勝者のひとりになり、「エキサイティングな気持ちになる。大会の一部になれたことがうれしい」と恍惚の表情を浮かべた。

10月「バンテリン東海クラシック」以来となる今季3勝目で賞金ランキングは4位からトップに再浮上。残りは2試合。次週「カシオワールドオープン」で初の賞金王戴冠の可能性もあるが、「日本シリーズJTカップ」連覇でのフィナーレを思い描く。

2017年、逆転賞金王のチャンスを残して迎えた最終戦。腰痛をおして出場しながら、2日目にあえなく棄権した。スリムになった31歳にはいま、当時と同じ不安はない。(宮崎県宮崎市/桂川洋一)

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