賞金ランクトップ4が不在も… 稲森佑貴「平常運行で」
◇国内男子◇ISPS HANDA ガツーンと飛ばせ 事前(27日)◇美浦ゴルフ倶楽部 (茨城)◇6988yd(パー71)
2020年-21年シーズンも残り6試合。賞金ランクトップ4が不在の中、同ランク5位の稲森佑貴にとっては上位進出のチャンスとなる。
それでもプロ11年目の27歳は、「正直、がっつこうという思いは無くて。自分のべストなゴルフが4日間できればと思っていて、それが自ずと優勝争いに絡めると思っている。中身を大事にしたい」とフラットな姿勢を貫く。
「自分なりのプレースタイルで良い位置で戦えれば良い。上ばかり見ていると空回りしそうな感じがするので、目の前の1打に集中して、それが良いスコアに繋がると思うので、自分のゴルフで頑張りたい」
前週の日米共催「ZOZOチャンピオンシップ」(千葉・アコーディア・ゴルフ習志野CC)に出場したが、松山英樹と優勝争いの末、2位に終わったキャメロン・トリンガーリと予選2日間を共にして戦略を目の当たりにした。
身長も188cmとあって飛距離があることを踏まえたうえで、「トリンガーリ選手はマネジメントをしっかりしていた様子で、パターとかチャンスにつけたものは大体入れていた。いい勉強をさせてもらいました」。どのホールでドライバーを握るのか、握る番手や刻み方などの戦い方をじっくり見つめた。
「今週もたぶん風とか吹いたら寒いので、飛距離も影響すると思う。そういうことを考えたら中身を重点的に1打1打マネジメントしていく事が大事なんだなと学びました」
試合を終えてすぐに千葉から茨城へと移動。開幕2日前の26日は練習のみを実施。前日となるこの日はプロアマ戦に臨みながらコースチェックをした。「今週含めて6試合ある。全部エンジン全開で行くのはかなり厳しいので、平常運行で臨みたい」。まずは所属先の大会に集中する。(茨城県美浦村/石井操)