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ノリスに迫った池田勇太 “悔しさとありがたみ”の最終ラウンド

◇国内男子◇日本オープンゴルフ選手権競技 最終日(17日)◇琵琶湖CC(滋賀)◇6986yd(パー71)

悠々とトップを走るショーン・ノリス(南アフリカ)に、最後まで食らいついたのは大会2勝の池田勇太。最終組のノリスにプレッシャーを掛け続けたが、4アンダー「67」でもノリスとは4打差の2位。「悪いラウンドではなかったけど、もう少し上を追い詰められるようなバーディ数が欲しかった」と悔しがった。

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前日までと天気は一変。気温は7度近く下がって20度を切り、冷たい北風が吹いた最終日。池田は10番までに3バーディを重ねて上位へと迫っていった。

12番で2打目をバンカーに入れて、この日唯一のボギーを叩いたが「あのショットだけ、唯一きれいにフェアウェイからクラブが抜けた。その分、飛ばなかったというだけの話」と、ミスショットではないという。「それよりも、砂イチできなかったところかな」とバンカーから2.5mに寄せたものの決めきれなかったパーパットに眉根を寄せた。

それでも、「差が開いていたので、僕としては追いかけるだけ」と、エッジから4、5ydに切られたピンを果敢に攻める池田のプレーは、ギャラリーを惹きつけていった。

終盤16番(パー5)はティショットを左の林に打ち込んだが、フェアウェイに戻した後の3打目を、右4ydに切られたピンの右に運んで、きっちりと上りのバーディパットを残した。17番をバーディとした後の最終18番でも、左5ydのピンをドローで攻めて、ピン上2mにぴたり。バーディパットこそ決めきれなかったが、そんなショットの数々にギャラリーはどよめいた。

「結果としてはすごく悔しい結果になりましたけど、やっぱり人に囲まれて打つという幸せを感じましたね」と振り返った池田。「プロゴルファー冥利に尽きるというか、歓声とか拍手を浴びてプレーするというのは、大変ありがたい4日間」と、かつては当たり前だった“舞台”のありがたみをかみ締めていた。(滋賀県栗東市/今岡涼太)

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