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大学生“プロ”の石坂友宏 同世代アマには「負けたくない」

◇国内男子◇日本オープンゴルフ選手権競技 初日(14日)◇琵琶湖CC(滋賀)◇6986yd(パー71)

「ショットが良かったです。ショートアイアンのマネジメントが良かったし、縦距離も合っていました」と、初日をノーボギーの7アンダーで終えた石坂友宏は笑顔を見せた。「トップに上げたときに重心が左側に残りすぎていたので、ちゃんと右側に乗せるようにして、その辺も良かった」というスイングも整いつつある。

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腰痛を発症してから約5週間。前週の「ブリヂストンオープン」では、4戦ぶりに4日間を完走して20位となり、「腰も治ってきた」と復調気配。「このコースは飛距離(が重要)ではないので、練習ラウンドから僕に向いているのかなと思った」という予感も当たった。

石坂にとっては、今季がまだルーキーシーズン。ツアーに参戦しながら学ぶこともたくさんある。2週前の「バンテリン東海クラシック」では初日の16番(パー3)で大きく左に曲げてトリプルボギーとし、「チーピンというか、ダフった“論外”のショットでした。あんなショットを打つってことは(腰を)かばっているってことなので」と同ホールで棄権を決意。「いろんなプロに『トリを打ったからやめたんだろう』って笑いながら言われた」というが、無理をしない大切さを痛感している。

今朝も少し痛かったという腰は「うまくケアしてもらった」と乗り越えた。なにごとも焦りは禁物…。だが、競争は待ってくれない側面もある。

河本力(日体大4年)とは同い年で、2週前に下部ツアーで優勝して「刺激になりました」と目をぎらつかせる。今週もフィールドをにぎわす同世代の大学生アマたちにも「負けたくない」とライバル意識を隠さない。初日は2位の好スタート。慎重に一歩ずつ進んでいく。(滋賀県栗東市/今岡涼太)

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