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パパはつらいよ? 矢野東13年ぶりVへ2打差

◇国内男子◇ANAオープンゴルフトーナメント 3日目(18日)◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース (北海道)◇7063yd(パー72)

2008年大会覇者で44歳の矢野東が優勝戦線に踏みとどまった。「朝の練習場から感じが悪くて、なかなか良いタイミングで打てずに苦しみました」という3日目も、6バーディ、1ボギーの「67」。「スコアだけ良かったけど、内容はひどかった。(粘れたのは)流れだと思います」と振り返った。

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ツアー3勝も直近の優勝は08年「ブリヂストンオープン」。17年6月に右ひじを手術して、15カ月後にツアー復帰を果たしたが、今は2人の子供(七楓(ななか)ちゃん/3歳、新(あらた)くん/1歳)も出来て、以前とは価値観も生活スタイルも違っている。

「環境も変わったし、ゴルフはゴルフ、仕事は仕事、育児は育児でがんばっています。生活は100%ゴルフじゃない。子供といる時間はたぶんあっという間に終わっちゃうし、ゴルフは散々やってきたので、いまはそういう時間も同じくらい大事です」。ツアー中もテレビ電話で子供と話すが、「あと何回寝たら帰ってくるの?」と最後は泣かれて、いつもツライ思いをするという。

最終日最終組は16年以来5年ぶり。首位と2打差で13年ぶり優勝のチャンスもあるが、「のんびりやります」とパパは無欲だ。「上に大槻くんはいるけど、明日も目標は4アンダー。もう1日『68』で回れたら、今年のANAオープンは100点です」と穏やかな表情で目を細めた。(北海道北広島市/今岡涼太)

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