2021年 ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ

副賞の腕時計は優勝賞金より高額! 選手会主催大会はバーディで社会貢献も

2021/01/28 17:00
リシャール・ミルと契約する宮里優作

2021年国内男子ツアーの新規大会「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップbyリシャール・ミル」(5月6日開幕、開催地未定)を特別協賛するリシャールミルジャパン(大阪市中央区)は28日、オンラインでトークショーを行った。選手会長の時松隆光、契約プロの宮里優作が参加し、高級時計のゲットに色気を見せた。

同社は2015年の宮里との契約をきっかけに、19年に小学生によるスナッグゴルフ大会を支援する「JGTOキッズゴルフ応援プロジェクト」に参画。昨夏以降にツアー競技実施の話が具体化し、コロナ禍で職場を失ったプロやキャディのバックアップ、チャリティを目的に開催を決めた。史上初めて、ツアープロで構成されるジャパンゴルフツアー選手会の主催(共催・日本ゴルフツアー機構)で行う。

大会の賞金総額が5000万円の一方で、優勝者には賞金の1000万円を上回る同社製の腕時計が副賞として贈られる。予定モデルの「RM 67-02エクストラフラット アレクシ・パンテュロー」は約1760万円で、川崎圭太社長によると「優作プロが使っている時計よりも高い」そう。時松は「モチベーションに? もちろんですね。ありがとうございます。頑張りたい」と笑顔で意気込んだ。

「リシャール・ミル本人からいつも言われている。『ラグジュアリーにはチャリティが欠かせない』という教えがあります。高額なものを売って利益を得ていることに社会貢献はつきもの」(川崎社長)という考えから、大会を通じて寄付を行う。現在は「決勝ラウンドで全選手が奪った1つのバーディにつき1万円」といった計画を練っているところ。コロナ対策などに役立てたい考えだ。

宮里は「こうしたトーナメントで社会貢献ができることをうれしく思う。ホストプロとして予選落ちはできないなと今から身が引き締まる思いでいっぱいです」。時松は「今までにない、選手会が主催者になって行うトーナメント。まずは一致団結して大成功に収めたい」と責任感をにじませた。

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