2020年 日本シリーズJTカップ

レギュラー“終活”はまだ早い! 51歳・藤田寛之が大会最年長Vへ2差

2020/12/05 07:54
3連覇のときよりシワが増えたと自虐節の藤田寛之だが、円熟味のある笑顔もいい

◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 2日目(4日)◇東京よみうりカントリークラブ(東京)◇7023yd(パー70)

藤田寛之は45歳を迎えたあたりから、思い出深い大会に出場するたび指を折って数えるようになった。「言い方悪いかな、“終活”じゃないけどね。終わりは見えてくるし(いずれ)必ずあるわけじゃないですか。太平洋(三井住友VISA太平洋マスターズ)とか、(ダンロップ)フェニックスとか、あと何回ここに来られるんだろうって」

2010年から3連覇を飾った最終戦の舞台。年齢を重ねた自分をかつての自分と比べてみた。「勝っているもの…シワの数とか、疲労が抜けない度合いとか。お金も…その時の方が税金払っていたはずだから、当時の方があったかなあ」。軽妙な自虐節で笑わせた後も続けた。

「ゴルフは絶対劣っているというか、そのころよりさびついているのは確か。当時のような怖さもないし、自信もない。周りはいろんなことを認めてくれるけど、キャリアを積めば積むほど、難しいものが出てくる。(小型船舶免許を取得して)船の運転ができるようになったくらいか…」

8月にはシニアデビューも果たした。誰よりも自分自身をシビアに見つめながら、「やっぱり、ここで生きていきたい。ここで結果を残したい」とレギュラーツアーで戦い続けるこだわりものぞかせる。

この日は「めったにないことが起きた」という1ラウンド2イーグル。後半17番(パー5)は、打ち下ろしの残り192ydを7Iでピンそば50㎝に2オンして決めた。「66」で首位と2打差の通算6アンダー5位につけた。

「今の自分は信用できない。勝ちとか、そんな大それたことは全然考えてない」と笑ってかわした51歳には、1996年に尾崎将司がマークした49歳312日を上回る大会最年長優勝がかかっている。(東京都稲城市/亀山泰宏)

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