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中嶋、宮里…男女きょうだい優勝 香妻琴乃も弟・陣一朗を祝福「鳥肌立った」

◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 最終日(15日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)

ツアー初勝利を飾った香妻陣一朗は、物心がつくときにゴルフクラブを握っていたという。地元・鹿児島で横峯さくらの父、良郎氏が主宰するジュニアゴルフ教室「めだかクラブ」に、姉の香妻琴乃の背中を追って入ったのはまだ2歳の頃だった。

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小学4年生の時に「めだか―」に入った出水田大二郎は琴乃と同学年で、2学年下の陣一朗はずっと弟分だった。「いつまでもちっこくて、かわいい“ジン”。今ではヒゲもはやして、大人になりましたね(笑)」。6オーバー33位タイで終えたこの日は途中から、リーダーボード上の香妻のスコアばかりが気になったという。

「小さいころからアプローチ、パターは天才的にうまかった。それでいて爆発力もある」と認めるプレースタイル。最終18番(パー5)、ピンそば20㎝につける第2打に「めちゃめちゃ鳥肌が立ちました」と感激した。2018年に自身と琴乃が初優勝。「『次はジンだね』と話していたけれど、シード落ちもして苦しいときもあった。ぜんぶ思い出しました」と2年遅れでの勝利を自分のことのように喜んだ。

日本ツアーで男女のきょうだいがいずれも優勝した例は中嶋常幸中島エリカ、クリス・キャンベル、ニッキー・キャンベル(オーストラリア)、宮里聖志宮里優作宮里藍がある。香妻は「姉が先に優勝して、僕もしたいと思っていた。親が一番うれしいと思う。感謝したい」と待望の時間を噛みしめた。

現在は下部ツアーを主戦場にしている琴乃も「最終ホールのイーグルは弟らしいプレーで本当に鳥肌が立ちました。周りの同世代が初優勝をあげる中で焦りがあった時もあると思いますが、いつでもひた向き頑張っていた姿を見ていたので心からうれしいです」と祝福のコメントを寄せた。

「私にとって弟であり、同志のようなお互いに良い刺激を与え合える存在です。これからも努力することを忘れず2勝目、3勝目を目指してお互い頑張りたいと思います」。出水田を含めた「めだか」出身の3人はそれぞれ、2勝目を目指すスタートラインに立った。(静岡県御殿場市/桂川洋一)

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