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“パワーゴルフ”に「僕とは真逆」 稲森佑貴がツアー2勝目

◇国内男子◇日本オープンゴルフ選手権競技 最終日(18日)◇紫CCすみれコース(千葉)◇7317yd(パー70)

「自分の心拍音が聞こえるくらいだった」。最終18番(パー5)、ピン横2m弱からウィニングパットを沈めた稲森佑貴が静かにガッツポーズを決めた。2バーディ、1ボギーの「69」、通算5アンダーで逆転して2018年大会に続くツアー2勝目。26歳16日での大会2勝はセベ・バレステロス(スペイン)の21歳210日、浅見緑蔵の23歳73日に続く3番目の記録となった。

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自身の強みともいえるショットの安定感が光った。「今週は特にラフに入れないように、が最大の目標でした」。大会を通じてのフェアウェイキープ率は78.57%で堂々1位だ。

9月の海外メジャー「全米オープン」では飛ばし屋のブライソン・デシャンボーが制して“パワーゴルフ”が話題となった。稲森もテレビで観戦し、「僕とは結構真逆だな、と。ただデシャンボー選手も全体的に曲がっていなかったんじゃないかな。飛ばしにいったホールもグリーン近くまで飛んでいたし」と分析する。

そのうえで、「あそこまでパワーヒッターになったらグリーンとかガツガツ行けると思いますけど、やっぱりフェアウェイの方が考えることが少なくて済むし、僕はラフからあまり打ちたくない。フェアウェイを大事にしていきたい」と持論を展開した。

“曲がらない男”の異名を持つ26歳だが、「10ydとまでは言わないけど5yd先に飛ばしたい」ともちろん飛距離も追い求めている。コロナ禍の自粛期間中は「練習、ラウンド、トレーニングをひたすら。全体的に体重はあまり変わらないですけど、周りからは筋肉はがっしりしてきたね言われた」と故郷・鹿児島で体幹を重点的に鍛えなおした。

今年2月には結婚もし、「一家の大黒柱ではないけど、家庭を持つのはこういうことなんだと自覚が芽生えた」と変化があった。2年ぶりの勝利で嬉しい報告が出来そうだ。(千葉県野田市/石井操)

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