自動車事故で出遅れの谷口徹、緊張のシーズン初戦
2009/05/27 18:20
今シーズン開幕前の2月末に自動車事故を起こし、左肩の亜脱臼により欠場が続いていた谷口徹が、今週開催される「三菱ダイヤモンドカップゴルフ」でようやく自身の開幕戦を迎える。
「長かったような、短かったような…」と振り返る谷口。全治2ヶ月、5月に入ってからクラブを握り始めたという。「今は肩の痛みはありません。この大会に向けて、10ラウンドちょっとしました。最初の3ラウンド目でハーフ『29』が出て、“やっぱオレは上手いのかな”と思いましたね」と、久々の表舞台でも谷口節は相変わらず健在だ。
思わぬ長期のツアー離脱に、「試合ができないので退屈だった」という反面、「家族と一緒にいられたのは良かったですね。行けないと思っていた娘の幼稚園の入園式にも行けて良かった」と谷口。クラブが握れない欲求不満は、家族と共にする時間が癒してくれたようだ。
今週の舞台は屈指の難コースとして知られる大洗GC。「余りの(フェアウェイの)狭さに緊張しますね。僕の開幕戦にはちょっと厳しいかなあ。ラウンドを重ねれば感覚が戻ってくるとは思いますが…」と、不安を抱えてのシーズン初戦となる。初優勝(1988年「三菱ギャラントーナメント」)を遂げた思い入れの深い大会で、納得の復帰戦を飾ることができるか。