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石川遼はウェッジ4本体制に収穫と課題 全米プロへ「焦点絞って」

◇国内男子◇ゴルフパートナーエキシビショントーナメント 最終日(10日)◇取手国際GC(茨城県)◇6766yd(パー70)

2打差から首位を追った石川遼は4バーディ、3ボギー1ダブルボギーの「71」と伸ばせず、通算5アンダー35位で3月の「ザ・ホンダクラシック」以来となる試合を終えた。

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前半9番(パー5)でグリーン右手前のバンカーからの3打目を“ホームラン”。5オン2パットのダブルボギーをたたき、上位争いから大きく後退した。最終18番はラフからの2打目がグリーンをオーバーしてボギー。「ラフからの距離感が合わなかったり、そこらへんですかね。内容が良くなかったけど、2日間を通して現状を知ることができた」と振り返った。

PWの代わりに47度を入れるなど、初めてウェッジを2本から4本に増やしたセッティングは「手応えと課題が半々」。後半12番では残り100ydから新しく加えたうちの1本、56度で30㎝につけてバーディも奪い、「新しくいれた56度の距離感だったりを自分で注意深く意識して、今の力感でどれぐらい飛んだというのを記憶しながらの 2日間でした」と総括した。

念頭に置くのは、8月6日に開幕する5年ぶりの海外メジャー「全米プロ選手権」(カリフォルニア州TPCハーディングパーク)。米ツアーを主戦場としていた時期に出場した「全米プロ」は、52度と60度の間に55度を入れてプレーした時期も重なっているが、硬いグリーンに対して距離感を合わせるのに苦労した記憶があるという。

「1つのオプションとして、100ydから140ydを自分の強みにしていけるように、今後 1、2 カ月は焦点を絞ってやっていく」。立ち止まることなく、1カ月後の大舞台へ準備を進める。(茨城県つくばみらい市/亀山泰宏)

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