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正午の気温5.6℃ 堀川未来夢は“ビッグデータ”で寒さと戦う

◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 3日目(7日)◇東京よみうりカントリークラブ(東京)◇7023yd(パー70)

初日13.3℃だった正午の気温は2日目に9.4℃。3日目にはついに5.6℃と計測された。厳しく冷え込むコースを、堀川未来夢は緻密な作業を重ねて攻略している。17位から4バーディ、2ボギーの「68」。通算2アンダーの11位タイで最終日を迎えることになった。

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飛距離が落ちる冬場のゴルフ。堀川の場合は「9Iで普段150yd飛ぶところが130ydしか飛ばない」というぐあい。打つべき距離を計算し、判断する苦労がいつも以上に求められる。頼りにしているのは自分が蓄積したデータ。「1番ホールからアイアンの距離と番手、ファーストバウンドのボールマークからの距離も歩足してメモしている。狙いと実際の結果のギャップを少しずつ合わせていって、最後のほうに距離感が合ってくる感じです」。放った一打一打をより詳しく振り返ることで、次のプレーに役立てている。

振り返れば、学生時代までのコースメモはキレイなものだった。「ピンまでの距離くらいしか考えていなかったです」。ツアーに本格参戦した2015年以降、それだけでは戦えないことを肌で味わってきた。「ノリさん(清水重憲キャディ)は『練習ラウンドから必要なことをとにかくメモに書き込もう、情報はひとつでも多い方が良い』という考え方。前のプレーを自分で参考にして回る。打つ前の情報量が多い方が良い結果につながる」。6月「日本ツアー選手権森ビル杯」で初勝利をマークした今シーズンは、そんな百戦錬磨のキャディのアドバイスを忠実に実践した一年でもある。

「チャンスはまだある位置だと思う」と4打差で迎える最終日を見据えた。昨年の同大会、最終18番(パー3)でダブルボギーをたたき、プレーオフ進出を逃した。「パーパットが2.5m、(外した)返しが4mでした」。惜敗シーンは次の1勝に向けた記憶として頭に刻まれている。(東京都稲城市/桂川洋一)

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