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8位発進 石川遼が取り戻した“振り抜け感”

◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 初日(5日)◇東京よみうりカントリークラブ(東京)◇7023yd(パー70)

フェアウェイキープ率85.71%。石川遼がシーズン77位(50.95%)のスタッツで、初日トップタイの数字を記録した。

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「大きいですね」。手に残る感覚に声を弾ませ、「左に振り抜けるようになってきたのはあるかなと思う」と続けた。夏場に連勝を飾って賞金レースをリードしていたが、10月「トップ杯東海クラシック」から調子を落とした。「調子が悪くなってから、なかなか左に振り抜けなくなってきて、インパクトの姿勢とか形とか、良かったときと全然、変わってきていた」と振り返る。

フィジカルではなく、テクニックの領分というのが本人の見立て。「僕も年を重ねているけど、海外では僕より10歳も20歳も上で、いい形のインパクトができている人がたくさんいる。(できなかったのは)体の問題ではない。再現性を高めていきたいと思っている」。愚直な自己研鑽の先に、光を見つけようとしている。

5番でボギーを先行したが、6番(パー5)で1Wショットをフェアウェイに置き、2Iで2オンして2パットでバウンスバック。後半もバーディを奪った14、17番(パー5)以外はすべて2パット。バーディパットを打ち続けたインコースのプレーは、「68」での8位タイ発進からさらなる浮上の雰囲気も漂わせる。(東京都稲城市/亀山泰宏)

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