2019年 日本シリーズJTカップ

ベンツは譲れない? 星野陸也も今平周吾をロックオン

2019/12/04 17:55
星野陸也は平均パット数向上の要因にショットを挙げた

◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 事前(4日)◇東京よみうりカントリークラブ(東京)◇7023yd(パー70)

2年連続の賞金王へ突き進む今平周吾の“タイトル”を阻む可能性があるのは、賞金ランキング2位ショーン・ノリス(南アフリカ)だけじゃない。星野陸也は、今季から日本ゴルフツアー機構(JGTO)とのオフィシャルパートナー契約締結に伴って名称が変更となった「メルセデス・ベンツ トータルポイントランキング」で、前週今平に1位の座を明け渡したものの、わずか1ポイント差の2位につける。

平均ストローク、平均パット、パーキープ率、パーオン率、バーディ率、イーグル率、ドライビングディスタンス、フェアウェイキープ率、サンドセーブ率の9部門の順位をそのままポイントとして換算し、その合計で順位を決定する同ランキング。1位には賞金100万円とメルセデス・ベンツ車両(Sクラス)が贈呈される。「あれだけ平均点の高い選手と自分が競ってるのが不思議な部分もある」と正直な感想も口にしつつ、「前半戦の調子のいい時期から積み重ねられたところもあると思う」。スキルの全体的な底上げには手ごたえも感じている。

昨季24位(1.7742)だった平均パットで2位(1.7325)にランクイン。「ショットでのOKバーディが増えたり、バーディチャンスにつく回数が増えている。1パットで決められるホールが増える分、平均パットの数字が良くなっているんだと思う」とショット力の向上が、グリーン上での好パフォーマンスにつながっていると自己分析する。

「(星野)陸也はベンツが欲しいみたいですけど、僕は(ダンロップ)フェニックスで1台もらったので、どっちでもいいです」とジョークで切り返した今平に対し、星野はライバルとしてロックオン。「メルセデスランキング1位を目標にしてきたので頑張りたい」と対抗心を隠さなかった。(東京都稲城市/亀山泰宏)

2019年 日本シリーズJTカップ