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尾崎将司が現時点での引退否定 途中棄権でシーズン終了

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 初日(21日)◇フェニックスカントリークラブ(宮崎)◇7027yd(パー71)

自身今季最終戦となった尾崎将司(72歳)が、第1ラウンド途中(12ホール終了時点)で棄権した。今季は7試合に出場し、5度目の棄権。予選通過は一度もなかった。

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「スポーツ選手としての体力、10が上としたら1くらいしかない。トーナメントをやるための準備ができないし、ゴルフに対する意欲がなくなってきているから、ちょっと苦しい。もういいのかなというものが、背中いっぱいある」と体力だけでなく、モチベーションの低下に苦しんでいることを告白した。

「いまの構想からすると(来季は)相当試合を絞って出る。中日クラウンズ、ANA、ダンロップフェニックスは一生出ようと思っているけど、いまの時点ではわからない。もし出るとしても、そのために一カ月くらいかけて準備する。そういう最後の覚悟を持ってやらないと無理だ」と、現時点での引退は否定したものの、それでも予断は許さない状況だ。

「“自分はゴルフしかできない”、“ゴルフが大好き”という2点をもって長い間やってきたけど、その2点がだいぶ曇っている。たいした答えが出ないから、電撃発表で『終わり』っていうこともありえる」と苦笑いで語った尾崎。

最後は、記者たちに「もしかしたら、もうあなた達と会えないかもしれない。長い間、ありがとうございました」と言い残して、帰りの車へと乗り込んだ。(宮崎県宮崎市/今岡涼太)

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