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LINEで気づいた今季初V 今平周吾は2年連続賞金王へトップ浮上

◇国内男子◇ブリヂストンオープン(13日)◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース (千葉)◇7119yd(パー71)

台風19号の接近で、大会は週末の決勝ラウンドを行わず、11日(金)までの36ホールで競技を成立させた。第2ラウンド終了時に通算11アンダーの単独首位に立った今平周吾が大会連覇で今季初勝利。前年度の賞金王の胸には複雑な思いも充満した。

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台風一過となった13日(日)、今平は撤収作業が続くコースのクラブハウス内で表彰式に出席した。「優勝できたことはすごくうれしいですね。できれば4日…、3日間はやりたかったなという感じはします」。前日12日(土)は危険を想定し、千葉市内の宿泊ホテルから一歩も外に出なかった。部屋でストレッチなどをしながら翌日の準備を整えていたところ、正午過ぎにスマートフォンが“LINE”の祝福メッセージであふれた。

「ああ、中止になったんだと思ってネットで確認しました。いろんな方から『優勝おめでとう』と来たんですけど、最初は『何、言ってんのかな…』と思ったんですけど」。待望のシーズン初勝利は意外な形で転がり込み、「本当は4日間トーナメントで優勝するのが一番気持ちいい。でも、今年の目標だった3勝が、あと2つになったのは良かった」。開幕2日前、柏木一了キャディの提案で前年同様、“決起集会”を開いた。チームの思いは一緒だった。

36ホール勝利が得意の形…といえば確かにそうかもしれない。今季の予選ラウンドの平均スコアは「67.97」で第1位。2位の石川遼は「69.22」で、実に1ストローク以上の差をつけている。前週までに2位が3回。トップ10入りは今大会が6試合連続で、実に12試合目になった。勝利になかなか恵まれなくとも、安定感は群を抜いている。

賞金ランキングは石川遼を抜き、今季初めてトップに立った。クラブハウスで対面し、「勝つのは大変なんだよ」とねぎらいの言葉をかけたのは日本ゴルフツアー機構(JGTO)の青木功会長。「次は賞金王だな」とゲキが飛ぶ。

国内男子ツアーで2年以上続けてマネーキングの座についたのは、1973年のツアー制施行後、AONと片山晋呉だけだ。

「去年は“たまたま取れた”というのがあった。今年は2位に石川遼選手、2位にジャズ・ジェーンワタナノンド選手もいる。すごくレベルが高い選手がいっぱいいる。浅地洋佑も2勝して勢いがある。手ごわいなと思っている」と今平。「去年と同じような流れなので、また賞金王を目指してこれからやっていきたい。自分は最初から飛び出すタイプではないので…。徐々に徐々に上がっていく」。27歳は今年も終盤のツアーをけん引する。(千葉市緑区/桂川洋一)

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