今平周吾「優勝したい」風邪気味でも日本ツアーの意地
◇国内男子・KPGA・アジアン◇シンハン ドンヘ オープン 3日目(21日)◇ベアーズベストチェオンナGC(韓国)◇7252yd(パー71)
首位と2打差の2位から出た、日本ツアー昨季賞金王の今平周吾が6バーディ、3ボギーの「68」でプレー。通算9アンダーとして、首位と2打差の2位で最終日を迎える。
「出だしからバーディ、バーディで出られて、いい感じだった」。1番で残り160ydの2打目を6Iで1.5mにつけバーディ先行。続く2番(パー5)でも3mを決め2連続バーディとした。6番(パー5)でも3mを沈めて通算9アンダーとし、一時は単独首位に躍り出た。
折り返した後半は10番と11番、12番(パー3)と13番で、いずれもボギーの後にバーディを奪って2度のバウンスバックを見せたが、「スコアを伸ばせる感じのゴルフではなかった」とその後、独走することは出来なかった。
史上初の日・韓・亜3ツアー共催競技。「JGTO(日本ツアー)の選手が優勝したいというのはある」と意気込んで韓国に乗り込んだが、「初日の途中からおかしかった」と風邪をひいた。前日もこの日も、鼻水、咳と闘いながらのプレーとなったが、「歩いているときに鼻をかんで、打つときは集中するので大丈夫です」と心配無用を強調する。
今大会では婚約者の若松菜々恵さん(23)を2年ぶりにキャディに起用している。ツアーでバッグを預けるのは2017年4月「東建ホームメイトカップ」(8位)、同年5月「関西オープン」(優勝)、同年10月「ホンマツアーワールドカップ」(14位)に続く4度目。あす優勝すればこのタッグでの勝率は50%となり、再び“勝利の女神”の名にふさわしい結果となる。
「2打差で優勝が狙える位置なので、あした一番いいゴルフをして優勝できるように頑張りたいです」。2018年「ブリヂストンオープン」以来のツアー通算3勝目に向けギアを上げる。(韓国・インチョン/柴田雄平)