石川遼は「67」でプレーし6位で終えた

◇国内男子◇ANAオープンゴルフトーナメント 最終日（15日）◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース （北海道）◇7063yd（パー72）

11位から出た石川遼は6バーディ、1ボギーの「67」でプレー、首位と2打差の通算14アンダー6位で終えた。今季3勝目には届かなかったものの、「今週はあまり調子が良くなかったが、この順位につけることができた」。好調とはいえない中で順位を上げ、「あまりなかったこと」と振り返った。

＜＜　下に続く　＞＞

前半2番、残り111ydから52度で4mにつけてバーディを奪ったが、4番では左ラフから手前のバンカーに入れてボギーをたたいた。この日のパーオン率は全体3位となる89％を記録するなどショットが安定しただけに、「悔しかったですね。ギリギリを狙いすぎてミスになった。距離感が出し切れてなかった」。

石川遼はギャラリーの声援に感謝した

選手会長1年目の昨年大会は、同年9月6日に起きた北海道地震で中止となり、2年ぶりの開催となった。「15年にスポットで米国から帰ってきて勝ったときよりも人は多く感じるし、熱も感じる。応援も力になった」。コース内の2カ所に設けられたハイタッチゾーンではファンと触れ合った。連日、ホールアウト後にはサインを求めて列をなすファンに応じた。

17年大会比で118％となる1万6475人のギャラリーが観戦した。予選ラウンド2日間は北海道在住者が無料ということもあり、合わせて4616人の対象者が会場に駆け付けた。

1973年から続く歴史ある大会にANAマーケティング室・宣伝部の永尾昌也アシスタントマネージャーは「良い文化は残しつつ、変えるべきところは変えていきたい。地元の人からも愛される大会であってほしい」と説明した。（北海道北広島市／玉木充）

観客数 2019年（2017年）
初日：2914人（2865人）
2日目：3953人（2606人）
3日目：4940人（4446人）
最終日：4668人（5089人）