2019年 フジサンケイクラシック

石川遼は9打差12位で最終日へ「あきらめずに」

2019/09/07 17:56
18番で5mのパーパットを沈めた石川遼

◇国内男子◇フジサンケイクラシック 3日目(7日)◇富士桜カントリー倶楽部(山梨県)◇7566yd(パー71)

石川遼が4バーディ、2ボギーの「69」でプレー。通算4アンダー12位で終えた。前半1番で2打目をグリーン奥にオーバーし、寄せきれずボギーとすると、2番(パー3)ではグリーン手前に外した。寄せてパーでしのいだが、きょうもアイアンの距離感に苦しんだ。

前日はグリーンの読みにも苦戦したが、3番(パー5)で1mのパーパットを沈めると「クロスハンドのいいときの感覚に比べて、ちょっと違うなという感じがあった」と5番からグリップを順手に変更しきっかけを掴んだ。「久しぶりに読み通りに転がった」と7番(パー3)で5m、後半10番では3mのバーディパットを沈めた。12番、13番(パー3)も連続バーディとした。

8月の「セガサミーカップ」から3週連続での出場となるが、2週後の韓国プロゴルフ協会(KPGA)、アジアンツアーとの3ツアー共催競技「シンハン ドンヘ オープン」(ベアーズベストチェオンナGC・韓国)の欠場を決めた。

石川遼は途中からグリップの握りを順手に変えた

「いまのところ悪いところはない、毎日不安なくやれてはいる」としながらも、「今年はケガから始まっているのもあって、4試合、5試合続けてがギリギリかな」と理由を説明した。

あすは首位と9打差からのスタートとなる。「1位を見ると数字は離れていますけど、きょうも悪い内容ではなかった。あすも内容と向き合って、いい一打を打っていくことで、いいスコアにつながっていくと思う。何が起きるか分からないのであきらめずに頑張りたい」と意気込んだ。(山梨県富士河口湖町/柴田雄平)

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