2試合連続Vの石川遼「少しずつベースが上がっている」/一問一答
3打リードの単独首位からスタートした石川遼が「68」と4つ伸ばし、大会レコードに並ぶ通算20アンダーで自身初の2試合連続優勝を飾った。優勝会見の一問一答は以下の通り。
―自身初の2試合連続優勝について
今日は追いつかれることなく最後まで差があったけれど、それはそれでやりにくかったです。僕が崩れることを他の選手が待つような状況。周りを見ないで集中しようと思ったけど、それも難しいことだと思いました。
―勝因は
13番(パー5)のバーディですかね。ずっとガマンの展開が続いたので、あそこはすごく大きかったです。1.5mくらいのパーパットをずっと決めることができましたし、最悪なプレーにならずに済みました。アイアン(ショット)は本当に良くなかったけれど、ドライバー(ショット)が昨日よりも良かったです。
―スタートホールのチップインバーディ
いいティショットだったけどラフで。2打目も昨日まであまりしないようなミス(グリーン右のラフ)。ちょっとドタバタした不安なスタートだったけど、1打で変わるのがゴルフの面白いところ。外れてオーバーしていたら1.5mは行っていたと思うので、まったく違う展開になっていたと思います。自分が一番、予想できないスタートでした。
―今後に向けて
自分の今のゴルフは少しずついい方向に向かっていると思います。去年と比べてドライバーもアイアンも良くなっているし、少しずつベースが上がっている実感もあります。自分の基準を上げるには、練習と結果の積み重ねが必要。1年間のスパンで考えれば、多少は良くなっていると思います。
―賞金ランキング1位に浮上
1年はこれからが長いので、まだ予選が終わってトップタイか、1打リードしたくらい。これから決勝ラウンドがはじまる感じなので、賞金レースは分からないですね。
―体調面を考慮して表彰式を欠席した長嶋茂雄大会名誉会長に向けて
いつもこの大会のことを気にかけてくださってありがたい。業界を越えて、僕たちゴルファーにとっても憧れの方です。(大会名に)名前があるだけでモチベーションが違う。早く(体調が)良くなってほしいと思います。