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3分ルール違反を懸念 谷口徹が自主棄権

◇国内男子◇長嶋茂雄招待セガサミーカップ 2日目(23日)◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(北海道)◇7178yd(パー72)

初日を1オーバー61位で終えた谷口徹が、大会2日目のスタート前に「体調不良」で棄権した。だが、真相はそこまで単純なものではない。

事の発端は初日の13番(パー5)。谷口のティショットは左に曲がり、林の中に消えていった。深いラフが密集し、同組の選手らと一緒に探したが、球はなかなか見つからない。今年1月から導入された新ルールで、球の捜索時間は3分とされている。そろそろ3分を過ぎたかなと谷口がティイングエリアに戻ろうとしたところ、ギャラリーが球を発見。谷口はその球をプレーしてホールアウトした。

だが、ホールアウト後に谷口は捜索時間が3分を超えていたのではないかと気になったという。誰も正確に時間を計っておらず、ルール上は何の違反も問われなかったが「やっぱり気持ち悪いからプレーできない」と、谷口は翌2日目のスタート前に自ら棄権を宣言した。

同組で回った重永亜斗夢は「ちゃんと測っている人がいたわけじゃないし、絶対に3分を超えたっていう確証はない。個人的には問題ないと思ったし、(谷口に)『オレは全然オッケーですよ』って言った」という。

もうひとり同組だったブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)は「かなり3分に近かったと思うけど、正確には分からない。だけど、これだけラフが深くて、フォアキャディもいない中で3分という捜索時間は短すぎる。PGAツアーや欧州ツアーと違って、日本ツアーはプレーが速いし、スロープレーも問題になっていない」と、ルールの合理性を問題視した。

一方、後続組からは、自分たちが12番グリーンに着いたときに球を探していて、全員がホールアウトして13番ティに来たときにもまだ探していた(だから、3分は超えているのでは?)という証言もあったという。

いずれも確証はないが、疑惑を持たれたまま(持ったまま)プレーをすることを嫌い、自ら棄権という道を選んだ谷口だった。(北海道千歳市/今岡涼太)

【ゴルフ規則18.2a 球が紛失またはアウトオブバウンズとなる場合】
(1)球が紛失となる場合。プレーヤー、またはそのキャディーが球を捜し始めてから3分以内に見つけることができなければ、紛失となる。

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