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石川遼、16番で会心バーディ 自画自賛の技あり一打

◇国内男子◇長嶋茂雄招待セガサミーカップ 初日(22日)◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(北海道)◇7178yd(パー72)

1カ月半前の「日本プロゴルフ選手権大会」に続く2試合連続優勝に向けて、石川遼が5アンダー首位タイと絶好のスタートを切った。出だしの10番から2連続ボギーとしたが、18番(パー5)からの4連続を含む7バーディを奪ってカムバック。強風が混戦を招く中、「遅れることなくスタートできて良かった」とうなずいた。

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「全体的に80点か90点の評価だとしたら、8割くらいは16番のお陰かな」。この日のベストショットに挙げたグリーン手前に池が構える前半16番(パー3)のティショットは、2連続ボギー発進で重く沈んだ空気を吹き飛ばす以上の価値があった。

右から強烈なアゲンストの風が吹く196yd。「普段なら8番アイアン」という距離で、「自分の中でイメージがすごく決まっていた」と迷いなく6Iを抜いた。「180ydくらいに抑えて打った感じ」という少ない力感で放った。ピンに絡むことを確信したかのように、アイアンをクルクルと回して手元に収める。緩やかなフェードの球筋で右からの風にぶつけ、ピン左2mにピタリと止めて観衆を沸かせた。

この一打には、空き週が続いたこの1カ月半、課題として取り組んできた成果が凝縮されていた。距離に対して短い番手のフルショットは、「バックスピンで戻ることがあった」とボールコントロールが難しい。対して、長い番手で飛距離を抑えることでスピンコントロールを計算しやすくなり、ピンを狙う精度も高まる。「それを応用してやってみようと思って。上手くいって良かった」。2オンに成功した18番(パー5)から折り返しを挟む4連続バーディにつなげ、流れを呼び込んだ。

「試合で1回でもできれば、次に同じような状況になったときにも、自分には“コレがある”と思えるのと、思えないのとでは、ぜんぜん変わってくる」。10番では1Wショットを右の池に入れ、続く11番では3パットをたたく立ち上がり。不安に包まれた序盤から、最後は大きな自信とトップのポジションを得て18ホールを完走した。(北海道千歳市/塚田達也)

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