女子プロトーク

プロを目指すきっかけは“快感”

2024/08/03 05:00
インターFMラジオ収録にて(右から小崎氏、若林プロ、タケ小山氏、コウタロウ)

新潟のど真ん中に位置する加茂市の生まれ。少女時代の若林舞衣子は「空手がやりたい」と父に直談判して反対されるほど好奇心旺盛でスポーツ万能だった。11歳の頃に父と行った練習場でゴルフと出会った。どんなスポーツでもコツをつかむのは早い方だったが、ゴルフだけは何度練習してもうまくいかず、悔しいという気持ちから夢中になっていった。初めて出場した小学6年の大会で「96」のベストスコアで優勝し、地元紙に取り上げられた。その時の快感が忘れられず、試合に出て結果を出すことが楽しくなっていった。


中学を卒業する頃には全国区の選手となり、宮里藍を輩出した東北高をはじめ、全国の名門ゴルフ部からは引く手あまたとなった。地元の開志学園高から「若林選手を受け入れるために環境を用意する」と熱烈なオファーを受け、入学を決めた。高校では3年連続JGAナショナルチームに選出されるなど、まさにエリートの道を歩み続け、2005年のプロテストに一発合格してプロゴルファーの世界へ。新潟で生まれ育った天才ゴルフ少女が地元を愛し、人とのつながりを大切にし続ける理由を5回にわたってお届けしていく。