女子プロトーク

19歳でママゴルファーになる覚悟

2024/04/20 05:00
家族という居場所があることでプレーヤーとしてさらに強くなった

4度目の挑戦、21歳で合格したプロテストの会場には、夫でコーチの幸宏さんと2歳の長女・咲凛(えみり)ちゃんの姿があった。幸宏さんとは高校3年の頃にレッスンを依頼したことがきっかけで出会い、19歳で結婚すると同時に娘を授かった。"ゴルファーとママの両立生活"は想像以上に大変だが、家庭を手にしたことでゴルファーとしてもさらに強くなれたと振り返る。妊娠中に競技を経験できたことも、これまでにない視野を手に入れるきっかけにもなった。

私は何のためにゴルフを頑張っているのか?という答えがないままに、ただ必死にスポーツとして続けてきた期間も長かったが、今は「家族や娘のために私は頑張る」という明確な目標がある。神谷和奏の強さは、何かを守っていく決意からあふれ出るものなのかもしれない。