女子プロトーク

2014年12月のマンスリーゲスト 中島世衣良

2014/12/01 00:00

「Hot Shot with GDO」の2014年12月のマンスリーゲストには中島世衣良プロを迎え、全4回でお届けする。

1986年4月15日生まれの28歳。出身は米国イリノイ州。14歳でゴルフを始める。慶応義塾大学湘南藤沢キャンパスに通い、卒業後は千葉を拠点に練習をしながらプロテスト合格を目指している。コーチは斉藤愛璃プロと同じで、ティーチングプロの桜井大輔氏。幼少時よりクラシックバレエをかなり真剣に習っており、趣味は読書、ピアノ、バイオリン。2014年のプロテストでは2次予選通過 64ポイント 55位タイまでの56名の56番目。最終プロテストでは2日目を102位タイで終え、第3ラウンド進出を逃した。また、ファーストQT(A地区)は4位タイで通過したものの、セカンドQTで1打及ばず敗退、悔しさをバネに日々練習を積んでいる。

第1回 「才女・中島世衣良の意外な経歴」

女子プロゴルファーの中で他に類を見ないバックグラウンドの持ち主。米国イリノイ州の出身で、自己推薦による慶應義塾大学への入学をきっかけに、プロゴルファーになるために、単身で日本に乗り込んだ。

当初は、日本には数多くの素晴らしいプロダクトがあるのに、世界的にはあまり認知されていないブランドが多いことに疑問を感じ、スポーツマーケティングを学ぶことを志願。だが実際は、ゴルフ部中心の生活になってしまい、思うように勉強はできなかったという。

2歳からクラシックバレエに真剣に取り組んでいたが、バレエ向きの体型ではないと判断し、両親が好きだったゴルフに興味がかたむくようになり・・・。

第2回 「夢は○○になること!?」

プロテストの合格を目標に邁進中の中島プロ。今年5回目の受験で、2次予選通過は56人中、56番目に滑り込むものの、最終プロテストでは第3ラウンド進出を逃した。大会初日に周囲が気になり、感情をコントロールできずに焦ってしまったことが原因。

ファーストQTは4位タイでらくらく通過を果たしたものの、セカンドQTでは一打及ばずサードQT進出を逃した。今は気持ちを切り替えて前に進む決意をした。

去年は推薦でたくさん試合に出させてもらえたが、一番辛かったのは金銭面の問題。遠征費用を稼ぐために経験した、様々なアルバイト体験談を初披露してくれる。さらに、現在、中島プロがはまっているという“あのこと”ついて語ってくれた。

第3回 「中島流メンタルトレーニング法」

ギアは見た目や構えた感じがいいわるいで判断するフィーリング派。クラブはPING、シャフトはUSTマミヤを使用している。両社とも経営陣に大学時代の先輩がおり、サポートをうけている。

ウェアは基本的にはシンプルで、「スタイルや雰囲気でアピールできたらいい」と地味なウェアを、いかにオシャレに着こなせるかがポイントだそうだ。

技術面では、自分の中では上達している実感はあるが、試合で結果をだせるかどうかが課題。本番で力を出せない自分を腹立たしく思うからこそ、その理由を探り克服したいと日々奮闘中だ。そのために普段から行っている中島流メンタルトレーニング法を紹介してもらう。

第4回 「私にとっての“ゴルフ”とは?」

最終回は中島プロのプライベートに迫る。趣味は読書、ピアノ、バイオリンというお嬢様育ち。音楽とゴルフに共通するのは「リズム」や「テンポ」。焦ってテンポが速くなってしまうというのが共通の悪い癖だと笑う。

28歳――。結婚して温かな家庭を作ることも夢のひとつ。今の生活では出会いがないという中島プロがラジオで彼氏募集!?

「好きなことができて、日々、本当に幸せ」だという中島プロにとって、ゴルフは喜びでもあり、生き方そのもの。アメリカと日本というそれぞれの文化の違いを経験したことで広がる大きな夢や目標に向かって、一歩一歩着実に前進中だ。