2015年11月のマンスリーゲスト 岩橋里衣
「Hot Shot with GDO」2015年11月のマンスリーゲストには岩橋里衣プロを迎え、全4回でお届けする。
1986年5月27日生まれの29歳。埼玉県白岡市出身で、2014年にプロテストに合格。2015年度出場資格はQTランキング171位。初のラジオ出演で、「今すぐにでも逃げ出したい」と緊張でカチカチの岩橋プロ。人見知りで消極的な性格を直して、「ずうずうしいゴルファー」を目指している。
第1回 「7回目の挑戦」
昨年の2月から、プロテスト合格を目指しゴルフ漬けの毎日を送るため、「太平洋クラブ成田コース」に所属している。毎日ゴルフ場の緑に囲まれ、芝のにおいや朝の冷たい空気を感じられることが幸せ。
7回目の挑戦でプロテストに合格したが、新人としての1年目は苦戦中。いい成績を出すことが「仕事」になった難しさを感じながらも、自分で難しくしているのかもしれないと悩み、ヘコむ日々。少しずつだが、前進していると信じている。
幼少の頃から看護師になりたかったので、ゴルフ部に所属していたが、プロは目指していなかった。監督に導かれ全国大会に出場し、「一生懸命取り組めば夢ってかなうんだ!」と実感。2011年にファイナルQTへ進出し、プロテスト合格前に一部のトーナメント出場権を獲得。
悪くてあたりまえと思っていたが、ステップ・アップ・ツアーで2位タイを2回記録。プロになった今では、逆に「成績を残さなくてはいけない」プレッシャーと格闘中だ。
第2回 「好物は、ゆず・しそ・みつば」
ゴルフとの出会いは、父親が始めるタイミングで、スクールに連れて行ってもらったのがきっかけ。運動神経のいい兄と、初めてのラウンドで100を切ってしまうほどセンスがある妹に挟まれ「どんくさい」と周囲に言われ続けてきた。負けたくない一心で、素振りや練習に励んだ結果、マイペースだが少しずつ上達していった。
現在は成田に一人暮らしで、基本的に外食が多いが、バランスよく食べるよう心掛けている。好きな食べ物は煮物で、正直なところピザやパスタは苦手。料理の味を際立たせる「ゆず・しそ・みつば」が大好物。
健康オタクの母親の影響で、カラダにいいと聞くと、すぐに試している。夏バテ防止のため、朝晩の牛乳は欠かさないし、ナッツや酵素なども日々取り入れている。
20代最後の年になったが、年齢を重ねるうちに寝て起きれば元気な体ではなくなってきたことを痛感。筋肉の衰えに負けないようトレーニングは欠かさない。
第3回 「ずうずうしいゴルフがしたい」
昨年は、最後の挑戦と決めて、できることを必死に頑張った。7回目のラストチャンスで悲願のプロテストに合格できたのは、師匠であるQPさんこと関雅史プロのおかげ。両親には怒られてばかりだったので、関さんにやさしく教えてもらい、褒めてのばしてもらったことに感謝している。
プロになると、試合へ出場するための遠征費がかさむことが悩みだった。契約メーカーのマルマンが発行している、「マジェスティオーナーズクラブ」向けの会報誌で、自らスポンサーを募集させてもらったところ、株式会社コーニッシュ、有限会社丸亀のスポンサードが決まり、2社のロゴをつけて試合で戦っている。
人見知りで消極的な性格を直して、「ずうずうしいゴルフをできる、ずうずうしい性格」を目指している。必要のないときでも周りを気にしすぎるので、日ごろから自分を主張できるような準備が必要だと感じている。
第4回 「タイプはアンダーアーマーのマネキン」
高校の同級生の女友達6人で、初めて富士山を登頂して以来、登山が趣味。途中、呼吸をするのも辛くて、帰りたくなるほど精神的に追い詰められたが、頂上での達成感は格別だった。足腰が鍛えられてゴルフのトレーニングになるし、爽快感がたまらない。
最近買ったモノは高反発マットレス「エアウィーヴ」。高い買い物だったが、カラダが資本なので睡眠の質を高めたかった。遠征中もホテルのベッドにひいて、快適な眠りを楽しんでいる。
好きな男性のタイプはガッチリした体型の人。アンダーアーマーのマネキンがタイプで、「頑張っている人」がいい。
一番欲しいものは「優勝」だが、手に入れるためには、強くなるだけでなく、悟りをひらく必要がある。意識をせずに、一打に集中できるためには厳しい修行が必要で、まだまだ道半ば。富士山でたとえるとやっと6合目にたどりついた感じで、まだ頂上は見えないが、これからも大好きなゴルフとマイペースで歩んでいきたい。