女子プロトーク

2016年12月のマンスリーゲスト 安田彩乃

2016/12/01 00:00

「Hot Shot with GDO」2016年12月のマンスリーゲストには安田彩乃プロを迎え、全4回でお届けする。

1995年6月6日、神奈川県茅ケ崎市出身。3度目の挑戦で、2016年度のプロテストに合格。師匠はツアープロコーチの石井忍氏。

第1回 「実りある1年」

2016年はレギュラーツアー6試合、ステップアップツアー12試合に出場し、多くの経験とともに、実りある1年となった。特に、プロテストの直前に最終日の最終組を体験し、緊張のあまり思うようにプレーはできなかったが、その反省を生かせたことがプロテストへの合格につながった。

オフシーズンはレギュラーツアーへのフル参戦を目指し、技術面はもちろん、体力や筋力アップのために走り込みを中心としたトレーニングを強化する。

音楽が大好きで、基本的には朝起きてから夜寝るまでの間、ずっと音楽漬けだ。遠征中のホテルでもあまりテレビを観ることが無いのでもっぱら好きな音楽を聴いてリラックスしている。好きなアーティストはJuliet、NEWS、そしてBIGBANG。オフの日は友人とライブ観戦にいき、ストレスを発散させている。最近お気に入りの曲は、クリスマスソングのアリアナ・グランデによる、「サンタテルミー」

第2回 「寿司屋の板前が結んだ縁」

両親はもちろん、祖父母も大のゴルフ好き。誰に誘われた訳ではないが、自然にゴルフをはじめていた。バイオリンやクラシックバレーなど多くの習い事をしていたが、練習が楽しかったのはゴルフだけ。

千葉明徳高等学校のスポーツ科に進学し、ゴルフ部ではなく、授業を終えると一人ナイターのショートコースをまわって、練習をする日々だった。

いつも行く練習場で知り合った寿司屋の板前さんに、ドライバーが飛ばないと悩み相談していた。板前さんが、お客としてお店に来たツアープロコーチの石井忍さんに、安田プロのスイング動画を見せたのがきっかけで、レッスンを受けることになったのが4年ほど前。思い切ってスイング改造に取り組んだ結果、飛距離を伸ばすことができた。スイングに憧れるのは大江香織プロで、ゴルフに対する考え方を尊敬するのは原江里菜プロ。

第3回 「おさがりゴルファー」

スイングを調整するときに使う、一番練習量の多い9番アイアンが得意クラブ。ショートアイアンの精度を上げるために、クラブが体の正面から外れないようにスイングするよう気を付けている。

バーディを量産するタイプではないが、ボギーになりそうでもパーセーブする粘り強いゴルフスタイル。崩れないコツを聞くと、「根性です!」と元気よく答えた。

南国にまつわるものが大好きで、ボールにはヤシの木のマークが入っており、試合の時にはポニーテールにプルメリアのアクセサリーをつけている。サーフィンはしないが、好きな洋服のブランドは、「ロキシー」。ハッピーな気持ちでいられるように、黄色や海の色のようなエメラルドグリーンを身に着けることが多い。ゴルフウェアのスポンサーを絶賛募集中で、現在は先輩にもらったおさがりのウェアを着用している。

第4回 「目指せ賞金女王!」

ネットで検索をしてかわいいと思ったデザインを真似して、セルフネイルをするのが趣味。出来上がりをインスタグラムでアップしたり、試合中に自分の爪を眺めたりして楽しんでいる。

もう一つの趣味はライブ観戦。めいっぱい騒いで、ストレスを全部吹き飛ばすと、またゴルフを頑張ろうという気持ちになる。

人に合わせるのが苦手でマイペースな性格。好きな男性のタイプは、プロゴルファーの生活を理解し、受け入れてくる心が広い人だ。

プレー中に常に笑顔を絶やさず、周囲から尊敬されるプロゴルファーになりたい。今年のセカンドQTで前半42を打ったが、後半は開き直り無心でプレーをしたところ、32をマーク。ゴルフは奥深くて、おもしろいと実感をした経験だった。技術的にも精神的にも成長して、賞金女王になるのが目標だ。