2020年1月のマンスリーゲスト 今綾奈
「Hot Shot with GDO」の2020年1月のマンスリーゲストには今綾奈プロを迎え、全4回でお届けする。
1998年4月20日生まれ、東京都出身。埼玉平成高等学校(埼玉県)出身。2017年は2打、2018年は1打足りずに惜しくもプロテストに不合格。2019年の最終プロテストで3度目の挑戦をしたが、13オーバー75位タイで不合格となった。2019年の出場資格はQTランキング99位でステップアップツアー19試合に出場し、年間獲得賞金ランキングは45位だった。
第1回 「新年明けましておめでとうございます!」
2015年、「関東高等学校選手権」で優勝を果たし、「ニチレイレディス」の出場権を獲得。初めてのレギュラーツアーだったが、「なんかやれる気がする」と、根拠のない自信で見事予選を通過してプロゴルファーへの道を意識した。
2019年はレギュラーツアー3試合、ステップアップツアー19試合に出場し、ステップアップツアー年間獲得賞金ランキングは45位。「静ヒルズレディース森ビルカップ」の7位タイ、「ECCレディスゴルフトーナメント」の5位タイ以外は、目立った成績もあげられず調子に波もあり、新たなる課題が見つかった年だった。
昨年の11月に3度目の挑戦で臨んだプロテストは、13オーバー75位でまさかの不合格。正直な気持ち、今回は絶対に受かる、落ちても合格順位の2打差以内の資格でQTの受験資格は得られると思っていた。QTを受けることさえできず、「あ、どうしよう」と、呆然とした。
ショックで1日だけ引きこもったが、コーチと相談して、試合に出場できないことをいい機会ととらえて、基礎固めをしてしっかり実力をつけようと前向きに頑張るつもりだ。
第2回 「黄金世代の悩み」
最初にゴルフクラブを握ったのは3歳くらいの時。日曜日になると両親の練習について行くようになり、そのときから食べることが好きで、練習後の外食が目当てだった。
1998年生まれの21歳、いわゆる「黄金世代」とまわりから注目される世代だ。中嶋常幸プロが立ちあげた「トミーアカデミー」で一期生から一緒だった畑岡奈紗や、一昨年前までステップアップツアーで一緒に戦っていた渋野日向子の活躍を見ると、「え、みんなどうしたの?」と置いてきぼりを食らっている感じだ。ただ、自分もできると思うし、絶対的にゴルフが変わる起点があると信じ、早くみつけたいと思っている。
最近、三觜喜一プロに習い始め、納得できる理論的な教え方に信頼を寄せている。練習生として「飯能ゴルフクラブ(埼玉県)」に拠点を置き、週に3回はトレーナーとみっちりトレーニングをして、その他の日は自主トレに励む。
憧れのゴルファーは申ジエで、レギュラーツアーで一緒に戦うのが夢だ。食べることが大好きで、嫌いなものは無い。大好きなのはお肉で、「焼肉」よりさっぱりと食べられる「しゃぶしゃぶ」を食べることが多い。
第3弾 「うねりスイングを練習中」
中学生の頃からクラブとシューズはミズノにお世話になっている。色々なクラブを試したい派なので、3月に発売になる新しいドライバーが楽しみだ。ドライバーの平均飛距離は230~240ヤードで、もうちょっと飛ばしていまよりもゴルフを楽にしたいと思う。
仲良しで同級生の高木優奈に成績が上がらない悩みを打ち明けると、「コーチにみてもらったほうがいい」と紹介してもらい、三觜プロに教わり始めた。まわりに「チーピンヒッター」と言われるほどのヘビードローが悩みで、「うねりスイング」に取り組んでいる。
ゴルフウェアは「アドミラル」を着用。最初は母親がかわいいウェアがあると教えてくれて、気に入って買い始めた。のちに知り合いからアドミラルの関係者を紹介してもらい、いまでは提供をしてもらっている。
ゴルフでは勝負カラーの赤を身に着けるようにしているが、私服は黒、白、グレーなどのモノトーンが多い。友達に引っ張られて、渋谷や原宿に出かけることもあるが、自分からすすんで都会に出向くことは少ない。普段は、近くのショッピングセンターやアウトレットなどでアクセサリーや洋服を買う程度だ。
第4回 「パッキングは母親担当」
趣味はYouTubeを観ること。路上シンガーの大川晴也さんにはまっており、声が好きで新宿駅の路上ライブを観に行きたいと思っている。
日焼けのケアはプロ級で、毎日のお手入れに余念がない。朝用のさっぱりしたパックをして、少量のベビーオイルで保湿。化粧下地、日焼け止め、BBクリームを塗ったあとに最後にファンデーションで耳までカバーして、寝る前には夜用の保湿パックも忘れない。色が白すぎて、まわりからは「本当に練習してる?」と言われるほどだ。
性格は「ザ・めんどくさがり屋の短気」。プレー中に怒りを感じたら、まずは深呼吸をして、「ここで怒ったら次どうなる?」と問いかけて冷静さを取りもどすようにしている。
基本的に動きたくないし、何もしたくない「ダメ人間」。母親は洋服を選ぶのが好きで、勝負服のこだわりもあるので、パッキングの大半は母親に甘えている。
好きな男性のタイプは、「男気があって頑張れる人」で、なよなよしている人はイラっとする。一番近い目標はプロテストに合格してスタートラインに立つこと。そして、高校を卒業するときに誓った「25歳で賞金女王」の目標を達成したいと思う。