アスリートにやさしさで応えた『タイトリスト』新モデル
飛距離性能と正確性を兼備するアイアン、ユーティリティを発表
アクシネット ジャパン インク(東京都港区)は今秋、タイトリストの新シリーズとして『716 アイアン』から『AP1』『AP2』『CB』『MB』の4機種、そしてアイアンの流れを汲むユーティリティから『816 H1』『816 H2』の2機種を発売する。
11月6日に発売される『716 アイアン』は4機種それぞれが個性を主張。中でも前作から最も変化が見られたのが『タイトリスト AP1 716 アイアン』だ。先進的な技術で性能を高め、アメリカで一番人気があるモデルというが、今回は360度ディープなアンダーカットキャビティを初めて採用し、スイートエリアを拡大。さらに高比重のタングステンウェイトを配することで重心をより低く、より深く設定したことで球が上がりやすくなり、ストロングロフト化が進んだ。
対して、バックフェースが中空構造になる『タイトリスト AP2 716 アイアン』は、日本でも最も高い支持を得るモデル。機能美を前面に押し出す軟鉄ボディは今回、トゥヒールにタングステンを独自の精密鍛造製法(Co-Forging)で搭載することで高い寛容性も備えている。
同じキャビティバック形状の『タイトリスト CB 716 アイアン』も同様に、前モデルの1ピース鍛造構造からタングステンをトゥヒールに用いることでオフセンターヒットに強くなり、扱いやすくなった。そして、感性を大事にする上級者なら、クラシカルなデザインが特徴の『タイトリスト MB 716 アイアン』がおすすめ。同社のマッスルバックの系譜に輝く名器『タイトリスト MB 680 アイアン』を彷彿とさせる正統派形状。打点エリアの裏側を完全に網羅するほど幅広い部分が肉厚になったことで繊細なフィーリング、打感の良さがダイレクトに手に伝わる。
今回のアイアンの機能について、タイトリスト事業本部ゴルフクラブ事業部の青木貴代司部長は、次のように説明する。
「4機種に共通するにはかっこよさとスタイリッシュなデザイン。トゥ側が高くなり、トップラインがすっきり見えるのは、昨今のトレンドと言えるでしょう。また重心の高さを、ロングアイアンは低く、ウェッジは高めになるようにフローに設定しています。球の高さを揃えるためなのですが、プロの打球を見ると分かるように球の最高到達点を合わせると、自然と距離に差が出るからです。唯一の例外が『MB』。重心位置を上級者向けにフラットに設定しています」
また、装着されるシャフトとして『AP1』を除く3モデルに対応するダイナミックゴールドAMTをラインアップ。トゥルーテンパーがタイトリストと協力して開発に5年以上を要したという自信作は、シャフト本来が持つ粘り感を維持しながらも、長い番手になるにつれて先端が軽く感じられるようシャフトの重心位置をフローさせている。新たな性能を備えたオリジナルのスチールシャフトを装着させ、『AP1』から『AP2』、『CB』から『MB』というようにワンランク上のモデルを手に取るのも一興だろう。
一方、10月23日に発売される『816 H1』『816 H2』は、フェアウェイウッドの流れを汲む『915 H』シリーズに対して、同じユーティリティでもアイアンの流れで使いたいゴルファー向きだ。ソールのフェース側に刻まれた溝(プレウォーンアクティブコイルチャネル)に対して、前後の高さに段差を作ることで抜けが良さを向上させる。また、ロフト角を2度刻みに狭めることで、番手ごとの距離の打ち分けるロングアイアンに近い性能を備える。ロングゲームに悩むゴルファーにとっては、頼もしい相棒となるはずだ。
問い合わせはアクシネット ジャパン インクへ、0120-935-325。