ミズノ『MPシリーズ』、上級者を満足させる打感と打ちやすさ!
手嶋多一や富村真治も使用
ミズノ株式会社(大阪府住之江区)は9月18日、『MPシリーズ』からフェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアン、ウェッジの新モデルを発売する。このシリーズはソリッドな形状や打感の良さ、操作性にこだわり、ゴルフ感度の高い中・上級者を中心に支持を得ている。今回のモデルは上級者好みのテイストを継承しながら、打ちやすさにも注力しているのが特徴だ。
たとえば、アイアンは『MP-5』と『MP-55』の2機種がラインナップされており、上級者モデルの代表格とも言える『MP-5』も例外ではない。このモデルの特徴をゴルフ事業部クラブマーケティング担当の香山信哉さんが説明する。
「ヘッド形状が小さめな上にマッスルバックに見えるので、一見、難しそうなイメージを持つかもしれませんが、ハーフキャビティアイアンのような打ちやすさです。その主な理由は、トゥ側やバック部の肉厚設計を最適化させて、マッスルバックの(前モデル)『MP-4』よりも慣性モーメントを大きくさせたからです。慣性モーメントが大きいほどスイートエリアの拡大につながり、結果としてオフセンターヒットに強くなります。だから、やさしく感じられるわけです」
対する『MP-55』は、ターゲットを上級者だけでなく中級者まで網羅し、軟鉄鍛造アイアンの打感を維持しながら、つかまり性能と弾道の上がりやすさを優先して設計されたモデル。一概に「やさしさ」とは言っても、それぞれの対象やニーズに合わせた打ちやすさを追求している。ミズノ契約プロである富村真治が『MP-5』を、手嶋多一は『MP-55』を使用している。ラインナップは、『MP-5』が#3~#9、PW(#3は別注対応)、『MP-55』は#4~#9、PW(#4は別注対応)。価格はいずれも6本セット(#5~#9、PW)11万4000円。※価格は『MP-5』がダイナミックゴールド、『MP-55』はN.S.PRO 950GHのシャフトを装着した場合のもの。
ウェッジは、ゴルファーのスイング軌道に合わせた2つのタイプを用意。ダウンブローで打つゴルファーに向けた『MP R5-L』はソールに丸みを持たせ、レベルブロー向けの『MP R5-W』にはワイドソールを採用することで、ライを問わずスムーズに振り抜けることを目指した。さらに両者に共通する機能面について、前出の香山さんが触れる。キーワードはやはり、慣性モーメントだ。
「いずれのモデルも、バック部のトップ側にもウエイトを配分しているのが特徴です。この『逆テーパーブレード設計』により、慣性モーメントが上下に広がりました。そうすると、打点の上下のバラツキに強くなり、日本のゴルフ場で多い芝やラフでボールが浮きやすい状況でも弾道が安定しやくなります。スコアメイクのカギを握るアプローチにおいては、スイングタイプに合わせてソールを選ぶことで、さらにアプローチが安定し心強い存在になるはずです」
2タイプともに、ロフトは50、52、56、58度の4種類を用意。価格は1本1万9000円。
長めの距離を残した状況では、フェアウェイウッド『MP CLK-F』、ユーティリティ『MP CLK-H』、『MP FLI-HI』でやさしく攻めたい。『CLKシリーズ』はソール部分に搭載されたウエーブソール(波型形状デザイン)の効果により、打点が集中しがちなフェース下部でインパクトしても飛距離が落ちず、高弾道でターゲットを狙える。アイアン感覚で打ちたいゴルファーなら、『FLI-HI』がおすすめだ。ラインナップ・価格は以下の通り。『MP CLK-F』が#3、#5、#7、1本4万2000円(#7のみ1本3万7000円)。『MP CLK-H』は#3U、#4U、#5U、1本3万円。『MP FLI-HI』は#2、#3、#4、1本2万3000円。※価格は『MP CLK-F』『MP CLK-H』がオリジナルカーボン、『MP FLI-HI』はダイナミックゴールドのシャフトを装着した場合のもの
夏の暑さが和らぎ、これから本格的なゴルフシーズンが到来。レベルアップの絶好の機会だ。そんな成長著しいゴルファーでも、初級者が中級者用、中級者が上級者用というようにカテゴリーの枠を超えるクラブ選びになると及び腰になりがち。そんな悩めるゴルファーを強く後押ししてくれるのが、打感と打ちやすさに特化した今回の『MPシリーズ』と言えるだろう。
問い合わせはミズノお客様相談センターまで、0120-320-799。本文中の価格表記はすべて税抜き。