ギアニュース

KBS単独インタビュー(米PGAショー・デモデー)

2013/01/25 10:15

米PGAショー・デモデーにおいて、米国市場シェア第2位を誇る人気スチールシャフトメーカー「KBSシャフト」のマーケティングディレクター、エリック・ハブル氏、開発兼ツアーディレクターのキム・ブレイリー氏に単独インタビューを実施。同社の実績、製品特徴などを語ってもらった。以下、同インタビュー内容を紹介する。

「はじめまして。KBSシャフトのマーケティングディレクターのエリック・ハブルです。こちらが、開発兼ツアーディレクターのキム・ブレイリーです。KBSは2008年に誕生し、現在に至るまで、素晴らしい実績を残しております。販売開始以来4年間で、数多くのクラブメーカー、(TMaG、タイトリスト、アダムス、キャロウェイ、コブラ)等に採用されております。そして、様々なクラブメーカーが持つ全国のフィティングカートにKBSは入っております。2013年には、話題のロケットブレイズをはじめ、コブラ、アダムスに標準採用されております。この様に、KBSの露出は年々高まっています。ここからは、キム・ブレイリーがKBSシャフトについてお話したいと思います」

「KBSが持つ特徴の1つとして、重量レンジが幅広いことが言えます。90g~130gで、5g刻みでラインアップされています。この様な重量レンジはフィティングが非常にしやすいと言えます。一般的にシャフトのフィティングは複雑ですがKBSはその様なシャフトとは一線をかくしております。『C-Taper』シリーズを新たにラインアップすることにより、より幅広いゴルファーへのアプローチが可能となりました。パフォーマンスはオリジナル『Project‐X』に近いですが、インパクト時のフィーリングがよくなっており、またボール初速が1m~1・5m程UPしているというデータもあります。特徴として、低めの弾道・低スピンを生み出す設計となっています」

「KBSの特徴であるエネルギー伝導効率について少し説明してください」

「こちらはKBSカスタムシリーズで、ロゴやカラーをスチールシャフトに施したモデルです。KBSのユニークな特徴は、一定の割合でシャフト径と剛性が変化していく設計とになっており、これが、シャフトのエネルギー伝導効率を良くし、スウィング中のシャフトの動きが非常に効率的になります。つまりシャフトが無駄のない働きをするということです。結果、市場にあるシャフトと比べ、半クラブ分の飛距離UPにつながっています」

「ツアーについて、教えて下さい。2008年からツアーの現場で活動しているが、現場で何が起きているのか教えて下さい」

「今年は過去数年と違い、ヨーロッパツアーにもフルタイム専任レップを派遣します。過去は私が中心となり、オフィススタッフと共に活動しておりましたが、今年からは数名の専任スタッフ体制でツアーに臨みます。100名以上の世界中のツアープロが使用しており、体制の割には、成功していたと言えましょう。今年からは専任スタッフを含むサポート体制も充実させており、さらなる成功が期待できます」

「最後に日本市場について」

「カスタムシリーズを始め、オプション展開を検討していきます。既にカスタムシリーズは日本市場でも好評です。今後日本市場における我々KBSのプレゼンスは高まりますし、メーカーの採用も増えていきます。ありがとうございました。是非新商品『CT95』をお試し下さい」