「ヒール・クリーク」にプラチナムライン
2010/05/21 15:15
グリップインターナショナルは5月19日、東京本社で2010秋冬「ヒール・クリーク」の展示受注会を開催した。テーマはヘリテージ&ラックス・スポーツ・カジュアル。伝統を守りつつ優雅なスポーツカジュアルを目指すという。
11月は、リラックス感のあるポップなブリティッシュクラシックと、気品のあるビンテージ感をミックスしたデザインを表現する。特徴的なアイテムは、蓄熱ポンチやポリウレタン混のウールストレッチパンツ、ウォッシャブルウールなど、季節の変わり目に対応できる機能商品が構成される。
12月のテーマは一転してデジタル&ビューティー。ネオンのようなカラフル感と人工的な光沢感で新しい装飾を提案するとか。商品的にはカシミヤニットや軽量、撥水、帯電防止のブルゾン、パンツが中心になるとか。
特筆すべきは、新たな追加コレクション「ヒール・クリーク・プラチナム」の展開。このラインは特に、10年目を迎えた「ヒール・クリーク」の原点回帰という意味合いと、さらに経験豊富な女性層の獲得が目的だ。発祥当時の白と黒を基調としたデザインが中心となるが、「プラチナム」全体の4割に製品後の製品染め加工のアイテムを構成する。
これは、染められた生地を使って製品化するのではなく、製品をつくった後で製品自体を染めるという手法。これによって色褪せて見えるなど、様々なデザイン効果が発揮されるという。
同社は今年創業10年目を迎えた。創業と同年生まれの「ヒール・クリーク」も10年目となり、伝統を守りつつ、新たなラインでのターゲット拡大という両輪でブランドを構築していく構えだ。