ギアニュース

携帯電話が専属コーチに!

2009/09/28 19:00
携帯電話が専属コーチに!富士通が最先端の技術を駆使してゴルフスイングをチェックするアプリケーションを開発した

富士通株式会社がゴルフスイングをチェックするアプリケーションを発表した。携帯電話内臓の各種センサーから得られる運動データを元にスイングフォームの軌道分析を行い、プロゴルファーの江連忠氏の理論に基づいた評価や、過去のスイングデータと比較ができる。「中途半端なものはつくらない」という意気込みで開発に取り組んでいるため、レッスン上達ツールとしての完成度は高いといえる。

今後はネットワークサービスとの連携を考えており、ゴルフダイジェスト・オンラインと様々な連携サービスの展開も計画している。

このアプリは、10月6日から10日まで、幕張メッセで行われる「CEATEC JAPAN 2009」や、10月16日から行われる国内女子ツアー「富士通レディース」で、体験できるコーナーを出展予定だ。なお、一般の市場に出回るのは「docomo」側の許可が下り次第とのことだが、今のところ未定だ。

発表会見の場で実演。良いショットと、悪いショットの両方をやってもらい、スイング診断結果の精度のよさを実証してくれた。
直立した状態で腰の部分に携帯電話をとりつけて基準となる数値を測定する。あとはスイングするたびに自動的に測定される。
スイングの測定結果が表示され、アドレス、バックスイング、トップ、ダウンスイング、フォロースルー、フィニッシュなど、スイング中の16個のチェックポイントに関して評価が下される
最先端のセンシング技術を富士通と共同で開発した株式会社センシング・コントロール・ラボ代表取締役社長の渡邊嘉二郎氏。てきとうなセンサーの取り付け方法でも正確な運動数値を測定することに成功した
上田桃子や諸見里しのぶなど、多くのプロゴルファーを輩出している江連忠氏がスイング評価基準を監修。スイングの中で腰はいかに大切かを熱く語ってくれた。
過去のスイング点数をグラフで見ることができ、上達ツールとして役立つ
過去のスイングを最大1000個まで残しておくことができる。
ベストショットを登録しておけば、悪いときのショットと比較することができる。この場合は、前傾角度について指摘された
バックスイングでの体重移動についても指摘される
アドバイスでは、問題点を解決するための練習方法を見ることができる
「フィニッシュ」でのバランスが悪いと、江連氏から厳しい指摘が!
体験レポート!「フィニッシュ」のところで赤いマークが表示。その部分を画面でタッチすると解説が表示される
各分野の専門家とのコラボレーションにより、携帯電話でのゴルフスイング診断機能を実現した
iアプリの利用イメージ。測定開始→測定結果→診断結果→アドバイスというフローで自分のスイングを分析できる