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ガルシア、同組のウッズに顔をしかめる

2012年の全英オープン第2ラウンド以来の同組となったセルヒオ・ガルシアタイガー・ウッズ。「ザ・プレーヤーズ選手権」3日目はこの2人が最終組となり、多くのギャラリーを引き連れてティオフした。

共にパーで1番を終えたが、事件は続く2番(パー5)で起きた。ガルシアは3Wでフェアウェイキープ。一方、ウッズはティショットを左にフックさせて林の中に打ち込んでしまう。

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第2打を先に打ったのはガルシア。だが、このショットは大きく右へと出て、今度はガルシアの球が林の中へと消えた。直後に左サイドを見やり、苦々しく顔をしかめたガルシア。

「タイガーが左サイドに居ただろう。自分がショットを打つ番だった。彼は(自分が打つために)多くのギャラリーを移動させたので、僕はそれを待っていた。彼は、僕が打つ準備が出来たことを知らなかったんだと思いたい。でも、だいたい雰囲気で分かるものだろう?まさにバックスイングでトップに来たとき、彼は5Wか3Wを(バッグから)抜いたのに違いない。と同時に、それを見たギャラリーが喝采を浴びせた。望ましいことではないよね。運が無かった。もし何も起きなかったとしても、同じ所に打っていたかもしれない。でも、もしナイスショットをしてバーディを奪えていたら、1日の流れは少し違っていただろうね」。

雷雲接近による一時中断中にテレビインタビューに答えたガルシアは、ウッズの行動に苦言を呈する。同ホール、ガルシアはボギーでウッズはバーディと明暗が分かれてしまう。

ラウンド後のウッズの釈明はこうだ。「マーシャルが、彼(ガルシア)はもう打ったと言ったので、クラブを抜いて準備をした。あとで彼のコメントを聞いたけど、何かに文句を言っているとしても驚きはしないね」。

その言葉を聞いたガルシア。「そうかい。少なくとも、僕は自分に嘘はついていない。自分のやっていることは分かっているし、彼も彼のしたいようにするだけさ」。

日没サスペンデッドでコースを去るウッズとガルシアは握手を交わしたが、その感触はどんなものだったろう。「(こういう困難を克服するには)自分ができることは多くないけど、できるだけ周囲にいるすべての人を尊敬しようとすることだろうね」。ガルシアの奥歯にものの挟まったような言い方が、気がかりだ。(米国フロリダ州/今岡涼太)

今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka

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