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2012年 全米オープン
期間:06/14〜06/17 場所:オリンピッククラブ(カリフォルニア州)

勝敗の運命を握る? 難ホール後の“ラッキー7”

今年の「全米オープン」の舞台は、カリフォルニア州サンフランシスコに位置するオリンピッククラブ。3日目を終えてアンダーパーは、通算1アンダーで首位に並ぶグレーム・マクドウェルジム・フューリックの2人のみ。難コースが牙を剥き、選手たちは皆、神経をすり減らす消耗戦を強いられている。

特に困難を極めるのが、スタートホールの1番から続く序盤から中盤にかけた6ホールだ。3日目を終えたホール難易度(難しい:1番目→易しい:18番目)を見れば一目瞭然、滑り出しでいかにオーバーパーを抑えるかが重要なポイントとなっている。

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500ヤードを越えるパー4の1番からして2番目の難易度。以下、2番(428ヤードパー4)が5番目、3番(247ヤードパー3)が6番目、4番(438ヤードパー4)が8番目、5番(498ヤードパー4)が3番目、そして6番(489ヤードパー4)は最も難度が高い1番目。選手たちからも、6番までを区切りと考えるコメントをよく耳にするほどだ。

そして、耐えに耐えた後に迎えるのが、一転して288ヤードと1オンも狙える短い7番パー4。難易度は17番目と低く、実際に7番を皮切りにバーディを重ねる選手も多いことから、流れを引き寄せるために重要なホールともいえる。かと言って、油断は禁物。石川遼が「グリーン周りが一番難しい」と話す通り、グリーン左右はガードバンカーに囲まれている上にラフも深い。一歩間違えればボギー、ダブルボギーと深みにはまる危険性もはらんでいる。

当然ながら、メジャーの舞台に息のつけるホールなど存在しない。その中で、序盤の難所を乗り越えていかに難易度の低いホールで流れを掴めるか。どうしても全米オープン史上最長を誇るパー5、670ヤードの16番が注目されがちだが、実はこの“ラッキー7”が勝敗の運命を握っているのかも・・・。(カリフォルニア州サンフランシスコ/塚田達也)

塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。

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