リンクスでスピースに勝ったことも!ジュタヌガン姉の逸話
2017/08/06 11:28
◇海外女子メジャー◇全英リコー女子オープン 3日目◇キングスバーンズGL(スコットランド)◇6697yd(パー72)
予選ラウンドで姿を消した前年覇者アリヤ・ジュタヌガン(タイ)と入れ替わるかのように、今年は姉が優勝争いに名乗りを上げた。9位から出たモリヤ・ジュタヌガン(タイ)が「67」をマークし、通算11アンダーの2位タイに浮上した。
首位のキム・インキョン(韓国)とは6打差あるが、「ゴルフは何でも起こり得るもの。ベストを尽くして良いラウンドをするだけ」と、大逆転のシナリオを信じて最終日を迎える。
ツアー未勝利の23歳にはジュニア時代、リンクスコースの戦いで驚きの逸話がある。当時13歳だった2008年、スコットランドで開催された16歳以下による男女混合の54ホール競技「ジュニアオープンゴルフ選手権」で、女子として初の大会制覇を達成。そのとき1打差の2位にいたのが、当時14歳のジョーダン・スピースだったのだ。
モリヤが言うには、リンクスでのプレーはその時が初めてだったとのこと。「本当に何も分からなくて。とにかく低いボールを打つことと、フェアウェイに置くことだけを考えていた。とても良いプレーができたわ。彼はとてもすごい選手。すごく楽しいプレーだった」と、当時の記憶は鮮明だ。
ちなみに、大会は2年に1度行われ、10年大会は小西健太、12年大会では柏原明日架がモリヤに次ぐ2人目の女性チャンピオンに輝いている。(スコットランド・セントアンドリュース/塚田達也)
■ 塚田達也(つかだたつや) プロフィール
1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。