宮里美香、先輩の偉業を受け継げるか?
2010/07/24 06:48
今週「エビアンマスターズ」が開催されている会場内には、昨年大会のハイライトシーンや宮里藍のカップ写真など多くの看板やポスターが貼り出されている。その中の1枚は、宮里が優勝を決めた18番グリーンでの1カット。宮里が上田桃子や原江里菜、有村智恵らに水を掛けられて祝福されているのだが、その中でも一番目立っているのが沖縄の後輩・宮里美香だ。
藍は言う。「美香は毎回、私が勝った時に待っていてくれて、ショップライトの時だけ居ないでごめんなさいってメールが来ました。彼女なりに一緒に頑張りましょうって言ってくれるし、後輩ながらしっかりしている子だなと思っています」。
昨年、「エビアンマスターズ」での藍の初優勝シーンを目撃した美香は、「15番からついて回って、より一層感動したし刺激を受けました。それ以降4勝を挙げているし、沖縄の先輩だし、次は私という気持ちは強いです」ときっぱり。今大会での優勝イメージははっきりと心に焼き付いている。
今週は自信を持って試合に臨むことを自らの課題としている美香。昨年の強烈な印象は、そのメンタルコントロールに一役も二役も買っていることだろう。「今週は(日本の)女子オープンみたいな感じがします。毎日毎日新しい日だと考えて、1日3アンダーの目標をクリアしていきたいです」。あと2日、異なる宮里での大会連覇はあるだろうか?(編集部:今岡涼太)
■ 今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール
1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka