宮里藍が行うリアクション練習とは?
2010/02/25 19:54
米国女子ツアー第2戦「HSBC女子チャンピオンズ」初日、首位と1打差の3アンダーという好スタートを切った宮里藍に、早くも2週連続優勝の期待は高まる。順位だけを見れば絶好調に思える宮里だが、この日のラウンド中、実は何度か狙いとは違うショットもあった。
例えば、6番のドライバーでのティショットは右のバンカーに掴まってしまい、9番パー5の第2打は、3Wで明らかなダフり(結果的には真っ直ぐ転がって、花道の絶好の位置まで達したが…)。その2つのショットに共通していたのは、直後のリアクション。共に笑顔を見せたのだ。
その事を宮里に聞くと、「練習していますからね」と得意顔。確かに、ミスショットをしても気持ちをポジティブかニュートラルに保つようにしていると話していたが、そんな“リアクション”まで普段の練習から行っているという。
「さすがに一人の時は笑わないですけど、例えばショットを打って左に行ったとしても、『あ、左に行ったな』くらい。ゴルフは曲がるスポーツなので、広く受け止めるようにしています」。ただ球を打つ技術だけではない。宮里の磨いているものは、とても奥の深いもののようだ。(編集部:今岡涼太)
■ 今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール
1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka