米国女子ツアー

初日は引き分け 勝負は2日目以降に

2006/12/15 18:00
最終組で回ったC.クン(左)とJ.ロサレスの2人。チームを引き分けへと導いた

レクサスカップ初日。2週前の日韓対抗戦時の韓国チームのような終盤の追い上げで劣勢を覆し、チーム・インターナショナルとポイントで同点に持ち込んだチーム・アジア。昨年の負けを取り返すべく、そして昨今の女子ゴルフ界での韓国人の勢いを裏付けるかのように、2チームの差は拮抗している。

両チームのキャプテンとも、ストラテジー(戦略)が重要と話す。この日はフォアサムで行われたが、明日はフォアボール(ベストボール)方式だ。ペアの組み方から、対戦相手の選び方まで、キャプテンは頭を悩ます。

またペアの中でも、個人戦と違って戦略が重要になってくる。1人が安全にグリーンを捉えたら、もうひとりは危険を犯してピンを攻めていく…等々。当初から韓国人同士の組についてはコミュニケーションの不安はなかったが、この日はロサレス(フィリピン)とクン(台湾)のペアも、最終ホールの劇的なチップショットで流れを掴んだ。

昨年の轍を踏まずに、好スタートを切ったチーム・アジア。このままの勢いで日曜日のシングルマッチプレーにつなげられれば、大会自体も大いに盛り上がることだろう。(編集部:今岡涼太)

■ 今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka