米国女子ツアー

リンクス対策に1番アイアン。ウィのクラブセッティングの効果は?

2006/08/04 12:00
ミッシェル・ウィのキャディバッグ。中にはウッド系がドライバーとユーティリティ。アイアンは1番から刺さっているのがわかるだろうか!?

全英女子オープン初日、期待のミッシェル・ウィは2バーディ4ボギーと出遅れた。

198ヤードと距離のある1番パー3は、ティショットがグリーン奥のカラーまで届き、ライも悪くチップショットは大きくショートして2パットのボギー。続く2番パー4では、リンクス対策としてバッグに入れた1番アイアンでティショットを放つがこれがミスショットとなってしまう。

本人は「そこから覚えていない」というが、2打目が右のバンカーに入り、寄らず入らずの連続ボギー。3番パー4では、ティショットを左のラフに打ち込み、2打目をレイアップするが、そこから再び寄らず入らずで、結局スタートホールから3連続ボギーとしてしまう。

全英オープンのタイガー・ウッズを彷彿とさせるアイアンでのリンクス攻略を目指したウィだったが、風がそれほど強く吹かなかったこの日は、使い慣れたウッドの方が結果的には良かったのかもしれない。

だが、光明も見えている。最終18番では1番アイアン、5番アイアンとつないで90cmにつけるバーディフィニッシュ。風の強くなった午後組は思うようにスコアを伸ばせず、6アンダーで独走するインクスターを除いては、まだまだ射程圏内だ。

「先週は4日間とも午後スタートだったから、多少はその影響もあるかも知れない。でも明日はスタート時間が遅い(12:26)ので、良いプレーが出来ると思うわ」。明日も再び横峯さくらローラ・デービースとのラウンドだ。